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千里ニュータウン:日本初の大規模ニュータウンが50周年でやるべきこと

先日、グリーンベルトの50周年記念委員会の活動を紹介しました。様々なイベントが行われ、コミュニティ・ミュージアムがオープンし、地域の歴史にまつわる本が刊行されるなど、グリーンベルトの50周年では多くのことが行われました。
それと同時に、50周年の1年間に行われたことについての記録がきちんと残されていることもすごいと思います。記録がきちんと残されているからこそ、後に続くニュータウンが、(グリーンベルトの真似をすることはないにしても)参考にすることができる。

千里ニュータウンは来年(2012年)まちびらきから50周年を迎えますが、いずれ、75周年、100周年・・・を迎える。その時、50周年の時に行われたことが振り返られることになると思います。
さらに、千里ニュータウンは日本で最初の大規模ニュータウン。今後、多くのニュータウンが50周年を迎える時、千里ニュータウンの50周年のことを参考にすることもあるかもしれません。この意味でも、記録をきちんと残しておくことが重要です。

現在、千里ニュータウンまちびらき50年企画委員会が立ち上げられ、50周年にむけての準備が進められていますし、来年は50周年に関する多くのイベントが行われることが予想されます。50周年にまつわる情報を集約し、それを(半恒久的に)公開し続けることはできないだろうかと考えています。例えば、次のような情報があると思います。

  • まちびらき50年企画委員会の議事録
  • イベントの記録(誰が、いつ、どのようなイベントを開催したのか)
  • 計画してたけど残念ながら実現できなかったこと など

現在の活動もいずれ歴史となる、という意味では、地域の歴史にまつわるプロジェクトである「ディスカバー千里」も無関係でありませんが、千里ニュータウン全体に目を配っている団体の方が、より情報を集めやすいかもしれません。千里ニュータウン全体に目を配っているグループといえは、千里市民フォーラムでしょうか。