2015年8月9日(日)、「居場所ハウス」にて夏休みもの作り教室を開催しました。「デジタル公民館まっさき」と「居場所ハウス」との共催での行事です。
作ったのはエコトンボ、竹のカブトムシ、そして、タオルの縫いぐるみの3種類。エコトンボ、竹のカブトムシ作りを教えてくださったのは「どこ竹武蔵野三鷹 末崎グループ」のMさんら7人のメンバー。タオルの縫いぐるみを教えてくださったのはYさんと、サポートセンターで週2回集まって手芸などをしている「おたすけクラブ」の3人。
夏休み中ということで、地元の子どもたちだけでなく、親の実家に帰省している子どもたちも参加してくれました。九州から帰省中のお孫さん2人を連れてきた方もいました。13時にスタートした時点で子どもは15人、付き添いの祖母・父母は10人ほどでしたが、子どもはだんだん増えてきて最終的には25人ほどの子どもが参加。
子ども、付き添いの祖母・父母、講師の「どこ竹」、「おたすけクラブ」メンバー、そして、「居場所ハウス」のスタッフと、50人以上でのもの作り教室となりました。
最初に土間のテーブルではエコトンボ作り、和室ではタオルの縫いぐるみ作りを行いました。
エコトンボは牛乳パックなどの厚紙をトンボの型に切り抜いて作ったもの。完成したものを枝の上に置くとバランスがとれ、まるでトンボがとまっているように見えます。「どこ竹」のMさんが書いた型にそって、子どもたちは紙を切っていきます。最後に、バランスがとれるよう紙を微調整。好きな色を塗って完成です。
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タオルの縫いぐるみで作るのは犬、ウサギ、小トトロの3種類。タオルを折って、輪ゴムでとめるだけで縫いぐるみが完成です。
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エコトンボ、タオルの縫いぐるみを作り終わった後、みな土間のテーブルに移動して竹のカブトムシ作り。竹をカブトムシの胴体の形に切り抜き、バーナーであぶってカブトムシの色にします。胴体に開けた穴に竹の枝の足と角をつけて完成です。このように書くと簡単ですが竹を胴体の形に切り抜くのは時間がかかるので、もの作り教室では胴体に足、角をつける作業だけ行いました。子どもたちは「どこ竹」のメンバーに教えてもらいながら、足、角をつけていきます。ただ、小さな子どもにはちょっと難しかったようで、付き添いの父母の方が熱中して作るという光景も見られました。もの作り教室は予定では15時まででしたが、15時半頃まで延長となり、参加者は竹のカブトムシを完成させました。
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「どこ竹」のMさんは1ヶ月ほど前から何度も「居場所ハウス」に足を運び、もの作り教室の打合せ、準備などをしてくださいました。竹をカブトムシの胴体の形に切り抜いてくださったのもMさんです。そして、当日、「居場所ハウス」の外では「どこ竹」のメンバーがカブトムシ胴体に足と角をつけるための穴を錐で開けるという裏方の仕事をしてくださっていました。タオルの縫いぐるみ作りも、サポートセンターで早くから企画、準備を進めてくださいました。
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「居場所ハウス」はあらゆる世代に開かれた場所。学校がある時期は、10時〜16時という運営時間帯もあり、子どもたちはあまりやって来ませんが、今日のもの作り教室には予想以上に多くの子どもたちが参加してくれました。何人くらい来てくれるか? という心配が杞憂に終わり本当に良かったです。参加してくれた子どもたちにとって夏休みの思い出の1つになれば、そして、夏休みの宿題を考える時に少しでも参考になればと思います。
今回のもの作りに関わった「居場所ハウス」や「どこ竹」、「おたすけクラブ」のメンバーにとっては、準備などは大変でしたが、子どもたちと一緒に充実した時間になったのではないかと思います。
「どこ竹」の1人は「今日のは良かったんじゃないの。ずいぶん親子が参加して、Mさん、Yさんのおかげで。夏休み中だしちょうど良かったんだねぇ」と話しておられました。