『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの鯉のぼり祭り

2017年5月3日(水・祝)、「居場所ハウス」にて「子どもの日・鯉のぼり祭り」を開催しました。
晴天に恵まれ、200〜250人(スタッフ約50人を含む)と非常に多くの方にお越しいただきました。主役は子どもですが、地域の子どもたち、連休を利用して父母の故郷に帰省している子どもたちなど、末崎町にこんなに多くの子どもがいるのだと驚くらいの子どもたちの姿を見ることができました。

「子どもの日・鯉のぼり祭り」は10時にスタートし、月見台を舞台として以下のようなプログラムを行いました。

  • 10:00〜:オープニング・挨拶
  • 10:05〜:末崎保育園の年長の子どもたち22人による「ちらし寿司音頭」の披露。子どもたちの踊りは、多くの方がカメラ、ビデオカメラで撮影されていました
  • 10:15〜:ヒューマノイドロボット「パルロ(Parlo)」による「子どもの日・鯉のぼり祭り」の挨拶と、歌の披露。子どもたちとのしりとり
  • 10:35〜:末崎町出身の勇款(さすけ)さん兄弟4人による踊りの披露。勇款さんは20才。妹は高校生と小学生、そして、弟は保育園だとのこと。席は45席用意していましたが、席に座りきれず立ち見の人も多かったです
  • 11:00〜:花巻のKさんによる風船アート。「子どもの日・鯉のぼり祭り」にちなんだ鯉のぼりの風船アートなどを披露。風船アートの作品は、最後、子どもたちにプレゼントされていました。
  • 11:30〜:カラオケ・コーナー。音響は「居場所ハウス」の近くの災害公営住宅「平南アパート」のKさんが担当。子どもたちのカラオケはありませんでしたが、「居場所ハウス」の歌声喫茶に参加されている方をふくめ、大人による歌の披露がありました
  • 12:00〜:再び勇款さん兄弟4人による踊りの披露。アンコールもあり、スタッフを含めて勇款さんらの勇壮な踊りを楽しみました

月見台でのプログラムに加えて、「居場所ハウス」内外では子どもたちを対象とする射的、ヨーヨー釣り、吹き矢、ホヤ釣り、手作り鯉のぼりのコーナーを設けました。「居場所ハウス」は食堂の運営と、焼きそば、焼き鳥、農園で収穫した野菜、みたらし団子、手芸品などの販売と、フリーマーケットを開催。
「居場所ハウス」で買った物を入れた袋をもった方々が、前の通りを歩いて帰る光景を見ると、「居場所ハウス」が末崎町内に新たな人の流れを生み出していることを感じました。

上に書いた通り、「子どもの日・鯉のぼり祭り」には50人ほどの方々の協力がありました。

焼きそば、焼き鳥、手芸品の販売などを担当した方、司会、音響を担当された方。来訪者からは見えなかったかもしれませんが食堂で裏方として調理をされていた方。スタッフは8時半に集合することになっていましたが、中には7時頃から来て準備されていた方もいたようです。
フリーマーケットは末崎町の老人クラブの方々に協力していただきました。カリタス・ジャパンの方々に行事でいつもお世話になっていますが、今日も9人の方が協力してくださいました。「デジタル公民館まっさき」などで関東から末崎町に何度も足を運んでくださっているFさん、Iさん、そして、3月末に中国の技能実習生の方々との交流会を企画した高校生のSさん。このように多くの方の協力があり、今年も「子どもの日・鯉のぼり祭り」を無事開催することができました。