『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの来訪者の「曜日」による違い

160119曜日による来訪者数の違い.001

「居場所ハウス」は2013年6月13日(木)のオープン以来、定休日の木曜と、お盆・年末年始を除けば、ほぼ毎日運営を継続してきました。
オープンから2015年12月末までの約2年半の来訪者数を数えたところ、合計は約15,600人。朝市や周年記念感謝祭、鯉のぼり祭り、納涼盆踊りのようにたくさんの人がくる日もあれば、来訪者が少ない日もありますが、平均して1日に20.2人の人が来ていることになります。

「居場所ハウス」の来訪者は平日の方が多いのか? あるいは、土日祝日の方が多いのか? これを調べるために、曜日による来訪者の違いを、①何らかの行事・活動が行われている日と、②何も行事・活動が行われていない日ごとに集計してみました。結果はグラフの通りです。

①何らかの行事・活動が行われている日は、平日が約21.7人、土日祝日が約32.9人と、土日祝日の方が来訪者は多くなっています。
これは朝市や、周年記念感謝祭、鯉のぼり祭り、納涼盆踊りなどの大きなイベントは土日祝日に開催することが多いという理由をあげることができると思います。

②何も行事・活動が行われていない日は、平日は14.2人、土日祝日は約14.1人と違いが見られません。
このことから、何らかの行事・活動に参加するのではない人は、曜日に関わらず「居場所ハウス」に立ち寄っていると言うことができます。


  • 行事・活動とは、朝市や、周年記念感謝祭、鯉のぼり祭り、納涼盆踊りなどの大きなイベント、生け花教室や囲碁、料理作りなどの各種教室、歌声喫茶などの集まり、運営のための定例会などの会議などが含まれます。
  • ここには記載していませんが、①何らかの行事・活動が行われている日は曜日によって来訪者数に違いがあること、②何も行事・活動が行われていない日は曜日による来訪者数の違いはないことは、統計的な検定によっても示すことができます。