『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

陸前高田市の光景(2019年4月)

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市。先日、陸前高田市を通りかかりましたので復興の進捗状況をご紹介します。

BRT大船渡線の陸前高田駅。付近にはスーパーマーケット、ドラッグストア、各種専門店、私立図書館などが入る中核施設「アバッセたかた」が既に完成しており、この辺りが復興後の陸前高田の中心となります。

陸前高田駅前にはロータリーが完成。先日通りかかった時には、ロータリーから続く遊歩道が完成していました。
ただし、ロータリーから海側はまだ造成工事が進められており、復興工事が終わるまでにはまだしばらく時間がかかりそうです。

BRT大船渡線の栃ケ沢公園駅(旧・陸前高田駅)。
BRTの運行経路が変更になったため、この辺りは久しぶりに通りかかりましたが、付近の高台には戸建て住宅が建ち並ぶ様子が見られました。

駅の南西に建設された「栃ケ沢アパート」は、岩手県内最大規模の災害公営住宅で、住戸数は301戸。入居は2016年8月と、早い段階で完成しています。2層の高層住棟の間は駐車場になっており、一画に円形の平面を持つ集会所があります。
駅周辺にはコミュニティホール、消防署、交番などの施設も既に完成。仮設の陸前高田市役所はまだ利用されていますが、他の土地に移転することが決められています。