『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

千里ニュータウン展@せんちゅうの様子

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吹田市立博物館での「千里ニュータウン展」が大盛況に終わった後、2006年9月1日から22日まで「千里ニュータウン展@せんちゅう」が開催されました。


会場は千里中央の千里公民館の3階。現在は既に建て替えられた建物です。

千里公民館の3階では期間中、千里ニュータウンの開発に関するパネル、千里ニュータウンに関する書籍を展示したり、千里ニュータウンの開発にまつわる映像を上映しました。

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下の写真は千里ニュータウンの人々が、どのような活動を立ち上げ、また、住環境をどのようにして維持・形成してきたのか? こうした、地域に対する人々の働きかけに関する研究成果を、プロジェクターでテーブルに投影したものです。

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府営・新千里東住宅を忠実に再現した模型。大阪大学で建築学を学ぶ大学院生・学部生のみなさんの力作です。
新千里東住宅は、住棟が中庭を作るように囲み型で配置されています。この中庭、現在は駐車場になっていますが、かつてバレーコートもあったことが地域の方の話から明らかになりました。ママさんバレーの練習をここでやっておられたとか。バレーチームは全国大会に出場し、銅メダルをとったとのこと。模型では、バレーコートも忠実に再現されています。

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千里公民館センタービルの建て替え工事の際の仮設通路では、仮設通路をギャラリーに見立てて、写真展「変わり続ける「せんちゅう」」を開催しました。展示したのは、千里中央の計画図、そして、まだ千里中央が開発される前の1969年から1997年までの各年代ごとの航空写真です。

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12時前の様子。子ども連れの家族の方も。「ここは昔、こんなふうになっていたんだよ」という話をされているのでしょうか?

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15時頃。皆さん、足を止め、熱心に写真を見ておられます。

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17時半頃。この時間になると、会社員の方々の姿も見られるようになりました。

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21時頃。残業を終えた方々でしょうか。こんな遅い時間でも、写真を熱心に見てくださる方がいました。


ライフサイエンスセンタービル南側の通路を通って、新千里東町の方に向かって歩いていくと、長谷北橋の手前に「せんりまちかどギャラリー」があります。ここでは、「千里ニュータウンのルーツ上新田」と題する展示を行いました。
上新田地区は、千里ニュータウンのほぼ中央にあるエリア。ニュータウンとして開発される計画でしたが、計画から除外され、今にいたります。
けれども、上新田地区がニュータウンとして開発されることなく、かつての面影を今なおとどめているからこそ、千里ニュータウンはまっさらな土地の上に築かれた街ではないことを思い起こさせてくれます。
「せんりまちかどギャラリー」では、上新田地区に実際にお住まいの方々が、貴重な写真や道具、文書などを展示してくださいました。

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写真は千里ニュータウンの地図。「千里ニュータウン展@せんちゅう」の開催にあわせて、「ひがしまち街角広場」の壁に設置されたものです。
この地図の前で話し込んでおられる地域の人の姿を見かけました。地図を見ながら、昔の話を思い出しておられるのでしょうか。千里ニュータウンで生活し続けてこられた人々の生活の記憶、何とかして、記録していきたいと思います。

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「千里ニュータウン展@せんちゅう」開催中は、たくさんの方々が会場に足を運んでくださいました。
近くの小学校に通う子どもたちも、地域の歴史を学ぶ授業の一貫として見学に来てくれたという嬉しい話も聞きました。

(更新:2015年6月2日)