『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスでの総合的な学習の時間

2015年6月24日(水)、「居場所ハウス」に末崎小学校3年生、22人がやって来ました。「みんなに思いを伝えよう」というテーマの総合学習(総合的な学習)の時間を使っての訪問。子どもたちが昔ながらの遊びを通して、地域の人たち(高齢者)と交流するというのが授業の目的です。
「居場所ハウス」のスタッフに加えて、毎週水曜日に活動している「居場所健康クラブ」のメンバー、そして、いつもはサポートセンターで活動している「おたすけクラブ」のメンバーも参加して、子どもたちとの時間を楽しみました。

10:30過ぎ、子どもたち22人と先生2人が到着。
代表の子どもの「若い頃に戻って楽しんでください」という言葉のあと、子どもたちが歌を披露してくれました。

150624-104559

この後、6グループに分かれて交流の時間がスタート。それぞれのグループごとに、子どもたちが準備してきた昔ながらの遊びを一緒に遊びました。子どもたちが準備してくれたのは、おはじき、あや取り、お手玉、クイズ、トランプのババ抜き、ピアニカ演奏、折り紙、けん玉、積み木崩し、座布団取りゲームなど。
今でも行われている遊びも、そうでない遊びもありますが、例えば、お手玉は今の子どもにとっては珍しい遊びの1つ。初めての子どもにはお手玉は難しく、高齢の女性の華麗なお手玉のようにはいかなかったようです。「片方の手でお手玉を投げて、もう片方の手で受ける」と教えてもらいながら、お手玉をしていました。その逆に、子どもから折り紙の折り方を教わっている方の姿も見えました。

150624-105039 150624-110200 150624-110552 150624-111034 150624-111217 150624-112126

30分ほどの交流の時間のあと、子どもたちはみな和室に。「おたすけクラブ」のメンバーがあや取りを披露。メンバーはこの日のためにあや取りの練習をされたようで、杯、東京タワー、箒などを作ってくださいました。子どもたちからは感嘆の声。

150624-112538

11:30頃、交流の時間が終了。「また来たい人?」という先生の質問に、多くの子どもが手を挙げてくれました。子どもだけでなく、大人たちにとっても楽しい時間で、孫に会えたようだったと話す方もいました。

「居場所ハウス」は小学校だけでなく、保育園、中学校とも近い距離にあります。今日に限らず、色々な機会に連携していければと思います。