『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの食堂

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「居場所ハウス」では、2015年5月3日の「鯉のぼり祭り」にあわせて食堂(スマイル食堂)の運営を開始しました。
定休日の木曜と、お盆・年末年始を除いて運営してきた食堂も、オープンから1年が経過しました。先日、スタッフの方がこの1年間でどのぐらいの食堂の利用があったのかを集計されていました。集計された結果、思っていたよりも利用が多かったとのこと。これも継続の賜だと思います。

オープンから2016年5月末までの食堂の利用者数は約2,800人(当番のスタッフを除く)。時期によって違いはありますが1日平均にすると8〜12人の間を推移しています。2016年5月末から「居場所ハウス」の近くにある県営の災害公営住宅への入居が始まったため、入居される方々に食堂を案内するチラシを配付することを計画しています。

160604食堂の利用者数の推移.001

食堂のこれまでを簡単に振り返ると、
・2015年5月から食堂の運営をスタート。当初のメニューは、そば、もりそば、うどんと、土曜日限定の週替わりランチ。
・2015年6月末から冷やしうどん、カレーライスをスタート。
・2015年9月から夏メニューのもりそば、ひやしうどんを中止。代わってエビピラフ、チャーハン、中華飯と、火曜日限定の焼き鳥丼をスタート。
・2015年10月から、月曜日限定の親子丼をスタート。
・2016年5月から、焼き鳥丼に欠かせないネギの季節が終わったため、焼き鳥丼を中止。代わって親子丼を火曜日以外にも提供し始める。また、牛丼をメニューに追加

となっています。時期にあわせて、また、「ご飯ものが欲しい」という声に応えて少しずつメニューを変えてきました。開始した時期が異なるため単純には比べることはできませんが、これまでに多く食されたメニューは①そば(もりそば、天ぷらそばを含む)、②土曜日限定の週替わりランチ、③うどん(冷やしうどん、天ぷらうどんを含む)、④カレーライス、⑤中華飯となっています。
今後の予定ですが、間もなく夏メニューのもりそば、冷やしうどんの提供を再開する予定です。スタッフの間では新しいメニューも、という話が出されており、無理のない範囲で運営を継続していくことができればと思います。

「居場所ハウス」の食堂の売りの1つは、「居場所ハウス」の農園から収穫したばかりの野菜などを使った日替わりの小鉢が付くこと。農作業を中心となって担当されているKさんからは、「野菜はあるから、いっぱい小鉢に使っていいよ」という言葉。
調理を担当しているスタッフは、今、農園からふんだんに収獲される野菜を冷凍保存し、野菜のない時期に使うための実験を行うなど、色々アイディアを出しながら食堂を運営しています。

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この他、食堂の壁面にスマイルマークを設置したり、扉を付け加えたりと食堂自体も少しずつ変化しています。

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