『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスで三周年記念感謝祭を開催しました①

2016年6月18日(土)、「居場所ハウス」にて三周年記念感謝祭を開催しました。
東日本大震災の後、ワシントンDCの非営利法人「Ibahso」の呼びかけでスタートしたプロジェクト。2012年5月14日(月)に最初のワークショップを開催し、2016年3月8日(金)に運営主体であるNPO法人居場所創造プロジェクトが設立。そして、2013年6月13日(木)に「居場所ハウス」がオープンしました。それから3年が経過。定休日の木曜と、お盆、年末年始を除いて運営を継続してきました。

3年の間に多くの出来事がありましたが、大きな出来事としては2014年10月25日(土)からスタートした毎月の朝市、2015年5月8日(金)からスタートした食堂の運営をあげることができます。オープンから2016年5月末までの来訪者数は約17,500人、1日に平均すると20.5人となります。

三周年記念感謝祭は9時にスタート。最初にNPO法人居場所創造プロジェクトのK理事長から挨拶がありました。この後、表に移動して餅まき。餅まきのための台はメンバーのKさんの手作りです。
餅をまいたのはK理事長と、K館長、そして、老人クラブのO会長、近所に住んでいていつも「居場所ハウス」に顔を出してくださるSさん、そして、近所の小学生のTさんの5人です。

9時半過ぎから民謡歌謡ショーがスタート。出演は漆原栄美子さんと、漆原さん門下の小田代直子さん、父親の実家が末崎町にある中学1年生の佐々木みさとさん(民謡ガールズでも活動)です。10:40頃から華扇流しらさぎ会による日本舞踊、11時頃から末崎町出身で大学生の尾崎勇款さんと、尾崎勇款さんの妹2人による日本舞踊。この日は熱中症にならないようにと心配するぐらいの晴天でしたが、用意した座席(約60席)には座りきれないくらいの人が歌、踊りを楽しんでおられました。
11時半頃、日本舞踊が終わり、午前中のプログラムを終えました。

13時から再び尾崎勇款さんと妹による日本舞踊がスタート。午前中よりは人は減りましたが、この時になってようやくスタッフも日本舞踊を楽しむ余裕ができました。

13時半に日本舞踊が終わり、三周年記念感謝祭を終えることができました。なお、この日は第3土曜日ということで、毎月恒例の朝市も同時開催しました。

上に書いた通り、午前中は立ち見の人が出るくらいの人出。司会者が「今日、初めて居場所ハウスに来た人?」と尋ねたところ、ちらほらと手をあげている人もいました。防災集団移転で高台移転した方、災害公営住宅に入居した方の姿も見えました。

正確な人数が把握できていませんが、約60名のスタッフを含めて、200〜250人の人出があったように思います。多くの人に来てもらうことができ、良い三周年記念感謝祭になったと思います。ただし多くの人が来たというだけでなく、この中から「また居場所ハウスに来たい」と思ってくれる人、さらには、「居場所ハウスの運営に何らかのかたちで関わろう」と思ってくれる人が少しでも出てきてくれるなら、4年目に入った「居場所ハウス」の運営につながると思います。
最後になりましたが、「居場所ハウス」はこれまで末崎町内だけではなく、町外、あるいは国外の多くの方々によって支えられてきました。多くの方々に感謝するとともに、これからの「居場所ハウス」の活動も見守っていただければと思います。

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