『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

地域に関わるための窓口としての居場所

大船渡市末崎町の「居場所ハウス」はオープンから7周年を迎えた2020年6月13日(土)の出来事を教えていただきました。

2020年6月13日(土)、「居場所ハウス」の近くにお住まいの、99歳の男性が、NPO法人の会員になってくださいました。

息子さんの薦めで来てくださったとのことで、ご自身で入会申込書に記入し、会員になってくださいました。毎週水曜日の健康サロンや、毎月最終金曜ぎの買い物送迎(買い物バス)などに顔を出したいとのこと。

この日は息子さんが同行されましたが、これからは歩いて1人で来ると話されていました。

この話を伺って、何歳になっても地域に関われるということ、そして、その関わりのかたちは多様であることに気づかされました。「居場所ハウス」は地域に関わるための窓口として、そのための選択肢の1つを作り出していると言えるかもしれません。
これも、「居場所ハウス」が担っている大切な役割です。