『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウス:多世代にとっての場所として

今日(2019年9月16日(月))、末崎中学校体育館にて末崎町敬老会(主催:末崎地区公民館)が開催されました。
敬老会の対象者は75歳以上の末崎町民。今年の対象者は928人(男性388人、女性540人)で、今日の敬老会には218人が参加されたと伺いました。
2019年8月末の末崎町の人口が4,080人であることから、4人に1人が75歳以上ということになります。


今日、「居場所ハウス」へは、婦人会の5人が食事に来られました。敬老会のお世話係を担当しており、敬老会の後、食事に立ち寄られたとのこと。

午後からは、小学5年生の男の子、6人が遊びにやって来ました。婦人会の方の隣のテーブルで遊ぶ子どもたち。こうした光景が見られるのも、「居場所ハウス」が対象者を属性により限定していないから。

子どもたちは丸いテーブルを囲んで座っていますが、それぞれのゲーム機の画面を見ています。でも、それぞれのゲーム機はネットで接続されており、同じゲームで遊んでいる。一見すると同じ場所にいるにも関わらず一緒に遊んでいないように見えますが、ネット上で接続されていることから、一緒に遊んでいるとも言える。現在の子どもたちの遊びの光景です。

ゲームをしている途中、1人の子どもが大きな声を出して騒いだことがありました。そうすると、周りから「ここは自分の家じゃないんだぞ」と注意する男の子も。男の子たちは、食べ終えたお菓子のゴミも、きちんとゴミ箱に捨てて帰ってくれました。男の子たちも、「居場所ハウス」がパブリックな場所であることを認識してくれていることが伺える出来事でした。