2021年12月7日(火)、北丘小学校(新千里北町)において小学校3年生の出前授業「千里ニュータウンと新千里北町:まちのとくちょうを知ってまちを楽しもう」が開催されました。講師は、千里ニュータウン研究・情報センター(ディスカバー千里)共同代表のOさんです。
この日の出前授業は、子どもたちが自分たちが暮らす町のことを故郷として誇りを持ってもらえるようにという先生方の思いから企画されたものです。
出前授業では、次のような内容で千里ニュータウンや新千里北町についての紹介が行われました。
①千里ニュータウンがたんじょうする前
②千里ニュータウンのたんじょう
③千里ニュータウン全体の主なとくちょう
④新千里北町のとくちょうになっているもの
Oさんが千里ニュータウンが開発される前の千里丘陵の写真を見せて、樫の木公園はこの辺りにありますと紹介すると、「どこどこ?」、「え~」と子どもたち。小学校は住区の中央付近に配置されたり、戸建住宅内の道路が通り抜ける車が入ってこないように作られたりしているなどの町の工夫に対しては、子どもたちから「すごい」という反応がありました。
新千里北町は、日本で初めて新しい法律(新住宅市街地開発法)に基づいて作られた町であり、これが示された看板は町の宝物であること*1)。また、住区をめぐる歩行者専用道路、そして、動物や○▽□の形をしたたくさんの車止めも宝物であることの紹介も行われました。
(新住宅市街地開発法が適用されたことが書かれた看板)
(北丘小学校のすぐ西側を通る歩行者専用道路(いぶき橋))
(リスの車止め)
内容が少し難しい部分がありましたが、自分たちが暮らしている町のことなので、子どもたちは興味を持って聞いてくれたように感じました。出前授業の終了後には、先生からも、子どもたちは資料を1ページずつ真剣に読んでいたという感想を伺いました。
家庭で子どもと一緒にこの資料を見ていただき、町のことを知ったり、町を歩いたりするために資料をお役立ていただければと考えて、子どもたちには今日の授業の資料を持ち帰ってもらいました。また、今日の出前授業の直接の対象は小学校3年生でしたが、今日の資料は学校内の図書室にも置いていただけると伺っています。
小中学校などでの千里ニュータウンを学ぶ地域学習に協力することも、千里ニュータウン研究・情報センターの大切な役割だと考えています。
注
- 1)新住宅市街地開発法の看板はつつじ公園のすぐ北東(医療センターのすぐ北)、②北町2丁目第3公園の南西角の2ヶ所に設置されていたが、北町2丁目第3公園の整備に伴い②の看板は撤去された。①の看板は今も残されている。