2015年6月14日(日)、居場所ハウスの二周年記念感謝祭を開催しました。
この日には毎月行っている朝市も同時開催し、オープニングの9時前から朝市で買い物をする人の姿もありました。
9時から二周年記念感謝祭がスタート。初めにNPO法人・居場所創造プロジェクト(居場所ハウスの運営主体)の近藤均理事長の挨拶です。
9時15分頃、祝餅まきが行われました。祝餅をまいたのは近藤均理事長、近所に住む子どもKくん、「居場所ハウス」で竹とんぼ教室を開催してくださったことのあるMさん、末崎町老人クラブ婦人部長のKさん、「居場所ハウス」に古民家を寄贈してくださった陸前高田市の小澤さん、そして、「居場所ハウス」の提唱者でワシントンDCの非営利組織「Ibasho」代表の清田英巳さんの6人。
餅まきをした台はスタッフのKさんの手作り。この台は、夏に開催予定の盆踊りで太鼓櫓として利用できるように作ったとのことです。
9時20分頃から、月見台にて日本舞踊の演舞。踊りを披露してくださったのは「居場所ハウス」のある大船渡市末崎町の水元トヨコさんら4人の女性。月見台の前に並べられた席はいっぱいで、立ち見の人の姿もありました。
9時40分頃から、大船渡市日頃市町長安寺の「チンドン寺町一座」、5人による演奏。「チンドン寺町一座」の始まりは1972年に設立された創作太鼓「長安寺太鼓保存会」で、2003年に結成。2015年4月に開催された「第61回全日本チンドンコンクール」ではアマチュア部門の最優秀賞を受賞したグループです。10時10分頃、「チンドン寺町一座」の演奏が終わりました。
二周年記念感謝祭にはハネウェル社の方にもお越しいただきました。ハネウェル社は「居場所ハウス」の建設資金を提供してくださった米国の企業です(「居場所ハウス」の建物は、ハネウェル社の社会貢献部門であるハネウェル・ホームタウン・ソリューションズによる「ハネウェル・ヒューマニタリアン救済基金」を受けて移築・再生されました)。
ハネウェル・ホームタウン・ソリューションズのディレクター、ハネウェル・ジャパンの方の2人がみなに挨拶してくださいました。
10時50分頃から雪音さんのミニコンサート。雪音さんは陸前高田市広田町出身で、高田高校出身。東日本大震災の時は東京で働いていましたが、震災もきっかけとなり地元に対して何かできないかと考え、仕事を辞職してシンガーとして活動。現在は東京、名古屋を中心に活動しているとのことです。
11時35分頃、雪音さんのミニコンサートが終わり、来訪者によるカラオケ大会の時間となりました。末崎町カラオケ同好会のメンバーを中心にカラオケを歌いました。
これらのプログラムと並行して、会場では朝市も開催。末崎町などの方々から出店があり、「居場所ハウス」からも農園で収穫した野菜を出品しました。
これまで「居場所ハウス」の活動を通しておつきあいしてきた方々の出店もありました。昨年の秋に「居場所ハウス」スタッフが見学した大槌町「ぐるっとおおつちショップ」に出品している「おおつちおばちゃんくらぶ」による手芸品の出品、「居場所ハウス」で毎月ヨーガ・セラピーを開いてくださっている方のバザー、「居場所ハウス」で大きなイベントがある時にボランティアをしてくださるカリタス・ジャパンのバザーです。
12時20分頃から午後の部が始まりました。最初に「チンドン寺町一座」の演奏。
12時45分頃から雪音さんのミニコンサート。ミニコンサートは午前は歌謡曲を中心とするセットリストでしたが、午後はオリジナル曲を中心とするセットリストでした。日差しが強かったため建物影やパラソルの下で曲を聴いている方が多かったです。お孫さんが、高田高校で雪音さんと同じ部活に所属しているという男性もおられました。
13時半頃、雪音さんのコンサートが終わり、二周年記念感謝祭は終了しました。
二周年記念感謝祭は晴天にも恵まれ、(正確には数えていませんが)スタッフもあわせると200人以上の人出がありました。
末崎町の方だけでなく、これまでの活動を通しておつきあいしてきた方々、そして、「居場所ハウス」の立ち上げに尽力してくださったハネウェル社の方、古民家を寄贈してくださった小澤さん、「Ibasho」の清田英巳さんにも遠方からお越しいただけたことで、「居場所ハウス」の2年間を振り返り、新たな1年のスタートが始まる節目のとしてより重要な意味をもつ行事になったと思います。