今日の「居場所ハウス」では、パソコンをする人が和室のコタツに集まるという、普段とは少し違った光景が見られました。
1人は地域おこし協力隊の方。明日から「居場所ハウス」で始まる冬休みIT体験教室の準備に来てくださったとのこと。
もう1人は年賀状を作りたいという方。12月10日(日)に「ふるさとセンター」で行われたミニ門松作りの写真を年賀状に使いたいという話。先日、スマートフォンに入っている写真をパソコンに取り込む作業をしたので(スマートフォンに入っている写真を、メールやクラウドを使わず有線でパソコンに取り込むのは、意外と手間がかかることがわかりました)、今日は印刷ということで、プリンターを持参して来られました。プリンターの調子が悪かったため、偶然やって来た方に教えてもらって、問題は解決したようです。
その偶然やって来たというのが、近くにお住いの方で、パソコンの設定の仕事をするため、デスクトップのパソコンを持参して来られました。
「居場所ハウス」にいるとパソコンを見て欲しい、スマートフォンを見て欲しいという依頼を受けることが時々あります。そうした依頼は、いつもとは違う表示が出てどう対応したらいいかわからないなど、ちょっとしたことが多い。しかし、このちょっとしたことがパソコン、スマートフォンを使う上でのハードるになっていることも事実。普段は問題なく使っていても、ちょっとしたことがハードルになってしまう。
ITは空間的な距離を越えたコミュニケーションを可能にするもの。けれども(少なくとも現時点では)そのIT自体を皆が使いこなせるようになる過程では、そこに行けば誰かがいる場所、しかも特定の属性の人だけでなく、様々な年代、様々な仕事をしている人がいる場所という空間の存在に寄与してしまう。
ITを普及させるためには、空間的に近くにいる人にちょっと聞ける、という状態をどのように増やしていけるかがポイントかなと思います。
冬休みIT体験教室
- 内容:小・中学生にWebプログラミング、3Dモデル作成、3Dプリンタ、VR、マンガ・音楽制作ソフト、FaceRigなどのIT技術を体験してもらう機会を提供する
- 日時:2017年12月23日〜26日、2018年1月5日〜15日(木曜を除く)
- 時間:13:00〜15:00(出入り自由。この時間帯に来れば対応いただけます)
- 場所:居場所ハウス
- 参加費:無料
- 主催:居場所ハウス
- 協力:大船渡市地域おこし協力隊