『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスのひな飾り

2019年2月3日(日)、「居場所ハウス」でひな人形の飾り付けを行いました。この日の当番に加えて、近くにお住まいの高齢の女性、2人も飾り付けを手伝ってくださいました。
飾ったのは、段飾りのひな人形2つと、昔から地域に伝わる土人形(高田人形)です。段飾りのひな人形は、末崎町内の方から寄贈いただいたもの、末崎小学校にあった山岸仮設から寄贈いただいたものの2つ。土人形は末崎町内の3人の方から寄贈いただいたもので、今となっては貴重な人形です。

2019年2月4日(月)には、吊るし雛の飾り付けを行いました。吊るし雛は、「居場所ハウス」の近くにあるサポートセンター・おたすけに集まる方々の作品です。


「居場所ハウス」の運営は、その日の当番が担当しています。けれども、2人の高齢の女性が飾り付けを手伝ってくださったり、土人形や吊るし雛を貸してくださったりというように、当番ではない人も運営に関わっているのが「居場所ハウス」の特徴です。こうした光景は、クルミの殻割りや椿の実の殻取りなどの手仕事にも見られます。

何歳であろうと自分にできる役割を担うことで、その場所は居場所になり、「誰かの役に立てる」という尊厳をもつことにつながる。「居場所ハウス」の光景を見ていてこのように感じます。