『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

大船渡市末崎町の復興事業による道路整備

大船渡市末崎町では、復興事業による道路整備が完了し、津波の浸水域を通ることなく末崎町内を移動することが可能になりました。

2020年3月26日には、末崎小学校・保育園前にラウンドアバウトが完成しました。このラウンドアバウトは、岩手県内で2ヵ所目のラウンドアバウトとなります(ラウンドアバウト整備前の様子はこちらをご覧ください)。

2021年11月18日には、このラウンドアバウトと碁石海岸大駐車場付近を結ぶ県道碁石海岸線が全線開通。2021年12月22日には末崎町の石浜から平林の間を結ぶ県道大船渡広田陸前高田線が全線開通しました。新設された道路は、防災集団移転の敷地の付近を通っています。
末崎町の石浜から平林までは新設の県道大船渡広田陸前高田線、平林からラウンドアバウトまでは既存の道路、そして、ラウンドアバウトから碁石海岸までは新設の県道碁石海岸線を通ることで、細浦、泊里など津波の浸水域を通ることなく末崎町内を移動することが可能になりました。

写真は新設された県道碁石海岸線からの光景。手前に門之浜の集落があり、奥に防潮堤、その奥に門之浜湾が見えます。門之浜の集落から新設された道路までは避難用の階段がもうけられています。

末崎町に新設された2つの道路は、歩道が広く、見晴らしもよいため、ウォーキングする人が多いということです。