岩手県大船渡市の「居場所ハウス」は2013年6月13日にオープン。2023年6月でオープンから10周年を迎えました。
オープンから2023年度末（2024年3月末）までの延べ来訪者は70,079人。1日平均にすると約21.7人になります。2015年5月の食堂の営業開始から2023年度末（2024年3月末）までの延べ食堂利用者は25,816人。1日平均にすると約10.0人になります*1）。
2023年度までの来訪者、食堂利用者を振り返ると、次のような特徴が見られます。
「居場所ハウス」は、2020年に新型コロナウイルス感染症が発生して以来、臨時休業の日をもうけたり、行事や教室を取りやめたりするなどの対応が行われてきました。1日平均の来訪者は、2021年度に約17.1人にまで減少しましたが、2022年度、2023年度と少しずつ増えています。
食堂利用者は、新型コロナウイルス感染症が発生した2020年度以降も大きく減少しておらず、2023年度は1日平均の食堂利用者が約12.0人とこれまでで最も多くなっています。来訪者の約半数が食事をしているという割合になっており、食事ができる場所としての役割が大きなものになっていることがわかります。
■注
- 1）来訪者、食堂利用者にはスタッフを含む。来訪者には、2017年4月～2022年3月に開かれていた「学びの部屋」（学びの時間）の参加者は含まない。食堂利用者にはお弁当の配達、テイクアウトを含む。
