居場所:自らが身銭を切って開く公共の場所
日本では2000年頃から居場所をキーワードとする場所(まちの居場所)が同時多発的に開かれてきました。 地域住民が気軽に集まれる場所が欲しい、地域で働きたい、地域で子育てしたい、何歳になっても地域で住み続けたいなど、居場所...
日本では2000年頃から居場所をキーワードとする場所(まちの居場所)が同時多発的に開かれてきました。 地域住民が気軽に集まれる場所が欲しい、地域で働きたい、地域で子育てしたい、何歳になっても地域で住み続けたいなど、居場所...
哲学者の鷲田清一氏は『濃霧の中の方向感覚』(晶文社, 2019)の中で、次のようにな指摘をされています。 「それは、わたしたちが何かを変えようと思うなら、そういう改革について議論する場そのものが、それをすでに部分的には実...
今日(2020年2月12日)、「居場所ハウス」に視察に来られた方から次のような質問がありました。高齢者、障害者、子どもを含めた人々が共生する地域はどう実現できると思うか? という質問です。 少し前、「居場所ハウス」に視察...
ダチケンゼミ編『足立孝先生生誕百周年記念論文集:人間・環境系からみる建築計画研究』(デザインエッグ社 2019年)に、「居場所と施設:非施設としての居場所の可能性」という文章を寄稿させていただきました。同じ大学研究室を出...
居場所に関する書籍、『まちの居場所、施設ではなく。:どうつくられ、運営、継承されるか』(水曜社, 2019年)が刊行されましたので、ご案内いたします。 田中康裕『まちの居場所、施設ではなく。:どうつくられ、運営、継承され...
日本建築学会環境行動研究小委員会の先生方と共に刊行した「まちの居場所」に関する新刊書、日本建築学会編『まちの居場所:ささえる/まもる/そだてる/つなぐ』(鹿島出版会, 2019年)に、大阪府千里ニュータウンの「ひがしまち...
2019年7月末、東京都江戸川区の「親と子の談話室・とぽす」を訪問しました。 「親と子の談話室・とぽす」を訪問するのは久しぶりで、周囲の風景も少し変化が見られました。更地にされた隣接する土地は、これから戸建住宅地として開...
佐々木俊尚氏の 『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ 2016年)を読みました。 佐々木氏は、二十世紀には「大衆消費社会の中で成り上がり、お金持ちを目指す「 上へ、上へ」という上昇志向」、「大衆消費社会...
2019年5月31日(金)、大阪市東淀川区にある「下新庄さくら園」というコミュニティ・カフェを訪問しました。大学院の頃、調査などでお世話になってきた場所です。 「下新庄さくら園」は大阪府の府営住宅における「ふれあいリビン...
哲学者の鷲田清一氏は『語りきれないこと:危機と傷みの哲学』(角川学芸出版 2012年)の中で、「時間をあげる」ことという話をされています。 「他人に時間を拘束されるのは、人間にとってもっとも苦痛なことです。そういう大事な...