新しい共同体とメディア・伴走者としての専門家:佐々木俊尚『そして、暮らしは共同体になる。』を読んで
佐々木俊尚氏の 『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ 2016年)を読みました。 佐々木氏は、二十世紀には「大衆消費社会の中で成り上がり、お金持ちを目指す「 上へ、上へ」という上昇志向」、「大衆消費社会...
佐々木俊尚氏の 『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ 2016年)を読みました。 佐々木氏は、二十世紀には「大衆消費社会の中で成り上がり、お金持ちを目指す「 上へ、上へ」という上昇志向」、「大衆消費社会...
2019年5月31日(金)、大阪市東淀川区にある「下新庄さくら園」というコミュニティ・カフェを訪問しました。大学院の頃、調査などでお世話になってきた場所です。 「下新庄さくら園」は大阪府の府営住宅における「ふれあいリビン...
哲学者の鷲田清一氏は『語りきれないこと:危機と傷みの哲学』(角川学芸出版 2012年)の中で、「時間をあげる」ことという話をされています。 「他人に時間を拘束されるのは、人間にとってもっとも苦痛なことです。そういう大事な...
居場所は、元々は物理的な位置を意味する言葉でしたが、1980年代になると学校に行かない・行けない子どもとの関わりで使われるようになりました。その後、居場所は様々な場面で使われ、居場所をキーワードとする地域の場所が開かれる...
精神科医の斎藤環氏は、「「親密さ」のアフォーダンス」(『建築雑誌』2014年6月号)という記事の中で、「ひきこもり者のためのデイケア空間」における親密さはどう醸成し得るのについて書かれています。2014年と、少し前に書か...
MITメディアラボ(MIT Media Lab:米国マサチューセッツ工科大学(MIT)建築・計画スクール内に設置された研究所)の伊藤穰一氏、ジェフ・ハウ氏の著書、『9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために』(早川書...
先日、千里ニュータウン新千里東町の「ひがしまち街角広場」を訪問しました。近隣センターの空き店舗を活用して2001年9月にオープン。半年間の社会実験後は行政からの補助金を受けず、住民がボランティアとなり運営し続けてきた場所...
2018年10月20日(土)、第43回法政大学大学院まちづくり都市政策セミナー「縮退時代の都市空間−ひとのつながりと居場所を問いなおす−」に、分科会のパネリストとして参加させていただきました。 場所:法政大学市ヶ谷キャン...
「まちの居場所」は人々が緩やかに出会える場所という街にとっての基本的なインフラであること、そして、現在「まちの居場所」には多くの役割が期待され過ぎているのではないかということ。先日、ある会議で意見交換させていただき、「ま...
近年、特に高齢社会への対応という観点で「まちの居場所」(コミュニティ・カフェ、地域の茶の間、まちの縁側など)に注目が集まっています。 「まちの居場所」が抱える課題の1つに運営資金の獲得がありますが、その際、 行政からの補...