居場所における世界の外との接点について(アフターコロナにおいて場所を考える-48)
世界の外との接点 哲学者の鷲田清一(1998)は、古い都会にあってニュータウンにないものとして、「大木と、宗教施設と、いかがわしい場所」の3つをあげています。3つに共通するのは「この世界の〈外〉に通じる入口や裂け目」だと...
世界の外との接点 哲学者の鷲田清一(1998)は、古い都会にあってニュータウンにないものとして、「大木と、宗教施設と、いかがわしい場所」の3つをあげています。3つに共通するのは「この世界の〈外〉に通じる入口や裂け目」だと...
居場所における理念 2000年頃からコミュニティカフェ、地域の茶の間、宅老所など従来の施設(制度:Institution)ではない場所が同時多発的に開かれるようになってきました。 筆者らは、このような場所を居場所(まちの...
2022年9月26日(月)、新潟市東区にある「実家の茶の間・紫竹」を訪問させていただきました。 「実家の茶の間・紫竹」は空き家を活用して2014年10月18日に開かれた場所で、間もなくオープンから8年を迎えます*1)。河...
ある建築が説明されるとき、「地域のコミュニティの場の創出を目指した施設」、「日常からコミュニティの拠点となるように配慮」、「緩やかなコミュニティの形成を図る」、「休日はコミュニティスペースとして使用することが想定」、「元...
シンガポールでは、国民の約8割がHDB(Housing and Development Board:住宅開発庁)が開発する住宅に住んでいます。HDBの団地を歩いていて気づくのは、住棟の1階部分が壁のないオープンスペースに...
2021年9月10日、2021年度日本建築学会大会(東海)において、福祉起点型共生コミュニティと新しい地域拠点計画のあり方検討特別調査委員会の主催により研究協議会「福祉からはじまる地域共生コミュニティの場の可能性」が開催...
米国ハーバード大学住宅研究共同センター(JCHS=Joint Center for Housing Studies)とAARPが*1)、『アメリカで最も住みやすい地区にアクセスできる高齢者は?:AARP居住性指標の分析』...
近年、日本でも各地にコワーキング・スペース(Co-Working Space)が開かれています。 コワーキング・スペースはサンフランシスコで生まれたとされていますが、そのサンフランシスコのコワーキングスペースは、今回の新...
新型コロナウイルス感染症(COVI-19)の広がり方は、コミュニティによって違うことが指摘されています。例えばアメリカでは、新型コロナウイルス感染症による影響がアフリカ系の人々に偏って多く、「新型ウイルスは「平等に」感染...
サーゴ財団(Surgo Foundation)は、どのような性質を持つコミュニティが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して脆弱なのかを把握するために、新型コロナウイルス感染症に対するコミュニティの脆弱性指標...