アメリカ東海岸のメリーランド州において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対してとられた対応を時系列で整理しています。
以下は主に在アメリカ合衆国日本国大使館「領事メール」に基づいていますが、全ての対応を網羅してものではありません。また、「領事メール」に加筆したり表現を改めたりしている部分があります。
メリーランド州の状況はこちらもご覧ください。
目次
2020年
2020年3月
2020年3月5日(木)
メリーランド州で初めての感染者が確認。これを受け、州知事が非常事態を宣言し、州の保健当局および危機管理当局に対し、州および地方政府の全ての関係当局との連携を指示。
※2020年3月5日配信の「領事メール」より。
2020年3月12日(木)
州知事が、州内初の市中感染(プリンスジョージ郡)を確認したことを発表するとともに、以下の措置を発表。
- 州内全ての公立学校の休校(2020年3月16日~3月27日)
- 250人以上のあらゆる集会を直ちに禁止
- 州発行の運転免許証を含む証明書等の期限延長(非常事態宣言終了から30日後まで)
- 基幹職員を除く州政府職員のテレワークを義務化
- 州政府施設・州議会への訪問の制限 等
※2020年3月12日配信の「領事メール」より。
2020年3月13日(金)
トランプ大統領が国家非常事態を宣言。
※2020年3月13日配信の「領事メール」より。
2020年3月15日(日)
州知事が、州内全てのカジノ施設、競馬場等を一時閉鎖する緊急命令を発出。
※2020年3月16日配信の「領事メール」より。
2020年3月16日(月)
トランプ大統領がガイドライン「感染拡大を遅らせるための15日」(15 Days to Slow the Speed)を発表。このガイドラインには、学校の休校、10人以上の集会を避けること、旅行やバー・レストラン等での飲食を避けることなどが盛り込まれる。
※2020年3月16日配信の「領事メール」より。
州知事が、追加の行政命令に基づく措置を発表。主な内容は以下の通り。
- 州内全てのバー、レストラン、フィットネスセンター、映画館の閉鎖
※ドライブスルー、持ち帰り、デリバリーによるレストランの営業は可能
※食料品店、銀行、薬局、ガソリンスタンド等の営業は継続 - 50人以上の集会の禁止
- 電気・ガス・水道、下水道・電話・ケーブル・インターネット料の未払いを理由とするサービス停止や未払い請求の禁止
- テナントへの立ち退き要求の禁止
- 閉鎖された医療施設の再開、ベッド600床の追加
- 州外医師資格(有効なもの)による医療行為の許可 等
※2020年3月16日配信の「領事メール」より。
2020年3月17日(火)
州知事が以下の措置等を発表。主な内容は以下の通り。
- 州内全ての車両排気ガス検査場(VEIP)を閉鎖し、ドライブスルー方式の新型コロナウイルス検査場を設置
- 州民に対し不必要な移動を避けるよう、また、搭乗客および空港内で働く従業員以外がボルチモアワシントン国際空港(BWI)ヘアクセスすることを控えるよう呼びかけ
- MARCトレイン、コミューターバスの運行数を削減、医師や警官等を職場に送る目的を中心に運行。一般客は病院・薬局・食料品店に向かうための目的を中心に運行
- 有料道路の料金所をすべてキャッシュレスに移行
- 車両管理局(MVA)業務の各種変更(受付時間変更、予約制導入、非商用運転免許の技能試験中止など)
- コロナウィルスの影響を受けている事業者向け情報ポータルサイトの立ち上げ 等
※2020年3月17日配信の「領事メール」より。
2020年3月19日(木)
州知事が以下の措置等を発表。主な内容は以下の通り。
- 10人を超えるあらゆる集会の禁止
- ショッピングモール、ボーリング場、ビリヤード場の閉鎖(本日17時~)
- ボルチモア・ワシントン国際空港(BWI)ターミナルへのアクセスを航空券を有す搭乗客および従業員のみに制限。警察が監視(障害を持つ方の補助者は入場可)
- MARCトレイン、コミューターバス、メトロの利用は、医療従事者や警官等を優先(一般客は病院・薬局・食料品店に向かう目的に限定して利用を認める)
- University System of Maryland Boardに対し、加盟大学における授業はオンラインのみとするよう要請
- 州民への情報提供を目的としたウェブサイト「Maryland Unite」の開設
- レストラン、バーなどによる配達および持ち帰りの酒類販売を許可 等
※2020年3月19日配信の「領事メール」より。
2020年3月23日(月)
州知事が、集会禁止や、ショッピングモールやフィットネス・センター、劇場その他娯楽施設などの閉鎖、持ち帰りやデリバリーを除くレストラン営業停止などを規定する行政命令(2020年3月19日付)を修正し、追加的に州内の「基幹的でないビジネス」(Non-Essential Businesses)の閉鎖措置を発表。
「基幹的なビジネス」(Essential Businesses)は連邦政府のガイドラインに準拠し、具体的な業種は州知事オフィスのガイドラインにおいて解説される。
この追加措置は外出禁止令(自宅待機命令)ではないが、全ての州民が、自宅に留まり、ソーシャル・ディスタンシング(Social Distancing)に関する州知事の要請に従うことが求められるもので、この日から法執行機関は行政命令に基づき厳しく取り締まることが言及される。
※2020年3月23日配信の「領事メール」より。
2020年3月29日(日)
トランプ大統領が2020年3月16日付で発出した新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に関するガイドラインを2020年4月30日まで延長することを発表。
※2020年3月31日配信の「領事メール」より。
2020年3月30日(月)
州知事が外出禁止令(自宅待機命令/Stay-at-Home Order)を発令(20時発効)。以下を除いて自宅(home)または居住地(places of residences)に滞在することが求められる。
- 不可欠な活動(Essential Activities)を実施、または、参加すること。
- 閉鎖が求められないビジネスおよび組織のスタッフおよびオーナーは、以下の場合に移動することができる。
□自宅と、ビジネスおよび組織の間を往復すること。
□商品の配送やサービスの提供のために、顧客との間を往復すること。 - 基幹的でないビジネス(Non-Essential Businesses)のスタッフおよびオーナーは、以下の場合に移動することができる。
□最小限の業務を従事するために、自宅と基幹的でないビジネスの間を往復すること。
□商品の配送のために、顧客との間を往復すること。
外出が認められる不可欠な活動(Essential Activities)は次の通り。
- 自分自身、家族、世帯員、ペット、家畜のために、必要な物やサービスを入手すること。これには食料品、家庭で消費・利用する用品、在宅勤務に必要な用品や機器、ランドリー、自宅や居住地の安全、衛生、不可欠なメンテナンスに必要な製品などが含まれる。
- 自分自身、家族、世帯員、ペット、家畜の健康と安全のために不可欠な活動に従事すること。これには医療、心身の健康、救急サービスを求めること、薬や医療品を入手することなどが含まれる。
- 家族、友人、ペット、家畜を、別の世帯または場所でケアすること。これには不可欠な健康と安全活動のために家族、友人、ペット、家畜を輸送すること、必要な用品やサービスを入手することなどが含まれる。
- 食事や遠隔学習のための教材を受け取るために、教育施設との間を往復すること。
- ウォーキング、ハイキング、ランニング、自転車などアウトドアエクササイズに従事すること。(後略)
- 法執行機関または裁判所命令により求められる移動をすること。
- 必要な目的のために、連邦政府、州政府、地方自治体の建物との間を往復すること。
※州知事令第20-03-30-01号(2020年3月30日)より。
州政府が、外出禁止令(自宅待機命令)に関して、以下の追加の解釈ガイダンスを発表。
- 「基幹的なビジネス」の雇用者は従業員に対し、「基幹的なビジネス」で働いていることを証明する書面を提供できる
- 以下の場合は14日間の自己隔離が必要な「州外からの移動」と見なさない。
□ワシントンDCおよび隣接する州からメリーランド州への通勤の場合
□メリーランド州への立ち寄りが短時間の場合 - レストランおよびバーは「基幹的でないビジネス」と見なされていないため、店舗での受取(curbside pickup)が可能、娯楽目的のボート使用(recreational boating)は不可
- 外交団の職員は「基幹的なビジネス」の従事者と見なす
- 宗教施設は「基幹的でないビジネス」と見なす
- ベビーシッター、介護者等は、不可欠な行為に従事する人々と見なす
※2020年3月31日配信の「領事メール」より。
2020年3月31日(火)
州知事が、州所得税の申告期限を7月15日まで延長する非常事態令を発出。
※2020年3月31日配信の「領事メール」より。
2020年4月
2020年4月9日(木)
メリーランド州務長官が、新型コロナウイルス感染症に関連して慈善事業を装って資金を集める詐欺行為があるとして注意を促す。主な注意点は以下の通り。
- 慈善団体への寄付を検討する際には、同団体が(過去に)登録されていることを確認する
- 電話や自宅訪問による寄付依頼に対しては、慈善団体の情報を書面で求める 等
※2020年4月9日配信の「領事メール」より。
2020年4月15日(水)
フェイスカバーを義務化する知事令が発令。主な内容は以下の通り。
- レストラン、食料品店を含む小売店の顧客、および、公共交通機関の利用者がマスク、または、フェイスカバー(鼻と口が隠れていればスカーフやバンダナも可)を着用することを義務化する。
- 小売店のスタッフは、フェイスカバーを着用すること、適切なソーシャル・ディスタンシングをとること、衛生管理することを義務化する。
- 本令は、2020年4月18日7時から有効となる。違反者には、他の知事令と同様に5,000ドル以下の罰金、1年以下の禁固もしくはその両方の罰則となる。
※2020年4月15日配信の「領事メール」より。
2020年4月16日(木)
連邦政府がアメリカ再開のためのガイドライン『オープニングアップ・アメリカアゲイン』(Guidelines for Opening Up America Again)を発表。このガイドラインには、州・地域が満たすべき再開のための基準や段階毎のアプローチの提案等が含まれる。
※2020年4月17日配信の「領事メール」より。
2020年4月17日(金)
州知事と教育長が記者会見を行う。主な内容は以下の通り。
- 来週「Maryland Strong: Roadmap to Recovery」という復興プランの詳細を明らかにする
- 明朝から、小売店を訪れる時、公共交通を使う時にはフェイスカバーを着用する必要がある。
- 州教育委員会と州の医療保健の専門家と協議を行った結果、公立学校の閉鎖を2020年5月15日まで延長することとした。今年度(schoolyear)の残りとサマースクールの扱いについては、引き続き全ての選択肢を検討していく
- 各地の学校長と協議の上、追加的なデジタル学習にも力を入れている。校舎に戻れる時期も含めて、いくつものシナリオを検討中である。特に高校の最終学年(high school senior)には、卒業証書を受け取れるようにいくつかの代替案を検討中である
- 基幹的な役割のある方々の子息には、3,700カ所でチャイルド・ケア・サービスを提供しており、まだ20,000名の余裕がある
※2020年4月17日配信の「領事メール」より。
2020年4月24日(金)
州知事がメリーランド州の復興プラン『メリーランド・ストロング:復興のためのロードマップ』(Maryland Strong Roadmap to Recovery)を公表。
復興プランにおいては、メリーランド州における経済活動再開の道行きが、第1ステージ(低リスク)・第2ステージ(中リスク)・第3ステージ(高リスク)の3つのステージに分けて示されている。
メリーランド州では感染者数はまだ増えており、現時点で行動の制限を撤廃する段階には来ていない。
希望的には、メリーランド州民が引き続き自宅待機をし、ソーシャル・ディスタンシングをとり続ければ、感染者数は頭打ちとなり、2020年5月上旬には復興プランを開始できる可能性がある。
※2020年4月24日配信の「領事メール」より。
2020年4月27日(月)
州政府は新型コロナウイルス感染症のためのドライブスルー検査場を、オーウィングス・ミルズ(Owings Mills)、および、プリンス・フレデリック(Prince Frederick)の車両排気ガス検査場(VEIP)に新たに開設することを発表。これにより州内の同種の検査場は7か所となる。対象は州民のみで、検査を受けるためには医師の検査指示書(order)および予約が必須。
※2020年4月29日配信の「領事メール」より。
2020年4月29日(水)
州知事が、公共サービス未払いによるサービス停止および家賃未払いによる遅延料金の禁止の期限を2020年6月1日まで延長する非常事態令を発出た(以前の非常事態令では5月1日まで)。
※2020年5月1日配信の「領事メール」より。
2020年5月
2020年5月1日(金)
州知事が、新しい検査場について、ソールズベリーのパーデュースタジアム(Perdue Stadium in Salisbury)が設置されたこと、キャロライン郡(Caroline County)のコミュニティ検査場もすみやかに設置することを発表。
※2020年5月1日配信の「領事メール」より。
2020年5月4日(月)
州知事が、州西部ヘイガーズタウン(Hagerstown)の車両排気ガス検査場(VEIP)に新しいドライブスルー検査場を開設することを発表。対象は州民のみで、検査を受けるためには医師の検査指示書(Order)および予約が必須である。
※2020年5月5日配信の「領事メール」より。
2020年5月6日(水)
州知事が教育長等とともに記者会見を行う。主な内容は以下の通り。
- 経済活動等の再開の目安になる入院数とICUの患者数は下降傾向にある。この傾向が来週まで続けば、外出禁止令(自宅待機命令)を解除し、再開のステージ1に移行する準備が整ったことになる
- 外出禁止令(自宅待機命令)を解除し再開のステージ1に移行する前に、現在、州民が行える活動をいくつか特定した。これらの活動は公共衛生に関するガイドラインに従い、フィジカル・ディスタンシングをとることが前提
□緊急ではない手術(Elective Surgeries):メリーランド州保健局は病院に対してどのような手術が可能なのかガイドラインを提示する
□アウトドア・アクティビティ:明日7時から、ゴルフ、テニス、ボート、キャンピングなどアウトドア・アクティビティが可能になる。州立公園は全面的に再開され、州立公園の一部であるビーチはウォーキングやエクササイズのために開放、地方政府の管轄下にあるプレイグラウンドなども再開される - 今年度は学期の終わりまで、学校を閉鎖することを決定
※2020年5月6日配信の「領事メール」より。
2020年5月13日(水)
州知事が記者会見を行う。主な内容は以下の通り。
- 2020年5月15日17時より外出禁止令(自宅待機命令:Stay-at-Home Order)を解除し、自宅待機に関する勧告(Safer-at-Home Public Health Advisory)に移行する
- 小売店は最大収容人数の50%を上限として再開可。店の外でのピックアップと配達のオプションを引き続き強く奨励。例としては、洋服屋、靴屋、ペットの美容師(Pet groomer)、アニマルシェルター(animal adoption shelters)、洗車サービス、アートギャラリー、本屋
- 製造業は安全・公衆衛生ガイドラインに従う形で操業開始可
- 教会や礼拝所は再開可。アウトドアでの集会が強く推奨されるが、最大収容人数の50%を上限として適切な安全策をとった上で屋内での集会も可
- パーソナルサービス(床屋と美容院)は予約のみ、50%の収容を上限として再開可。適切な安全ガイドラインに則る必要がある
- 事業者は「Maryland Strong: Back to Business Pledge」を印刷して、店頭・オフィスに貼ることで、顧客にベストプラクティスを行い、厳しい安全に関するガイドラインに従っていることを示すべきである
- 昨日、郡(County)のリーダーと電話会議を行い、州レベルの制限解除はゆっくりと進めること、ステージ1への移行に関して郡ごとに異なる決定を認めるコミュニティ重視のアプローチをとることを確約した
- 全ての郡が同じ状況にあるわけではないことは理解している。プリンスジョージズ郡(Prince George’s County)とモンゴメリー郡(Montgomery County)はすでにステージ1に移行しないことを発表している
- 全ての州民、特に高齢者やハイリスクの方々は、できるかぎり自宅待機を続けるべき。雇用者はテレワークを推進し続けるべき。全ての州民は屋内の公共空間、公共交通機関、小売店内ではマスクをつけるべきである
- 全ての州民はフィジカル・ディスタンシングをとり、10人超の集会を避けるべき。手洗いや頻繁にふれるエリアを消毒することも忘れないようにすること
- ステージ1への移行によって入院数、ICUのケースが急激に増加することなく、市中感染によるアウトブレイクが起こらなければ、ステージ2に移行する準備が整ったことになる
※2020年5月13日配信の「領事メール」より。
州政府がウェストミンスターのキャロル郡農業センター(Carroll County Agriculture Center)に新型コロウイルスのためのドライブスルー検査場を新設することを発表(2020年5月14日~)。これにより州内の同種の検査場は9か所になる。対象は症状のある州民のみで、検査を受けるためには医師の検査指示書(order)および予約が必須となる。
※2020年5月13日配信の「領事メール」より。
2020年5月14日(木)
州知事が、州の非常事態宣言が解除されるまでの間、遠隔での婚姻手続きを可能とする州知事令を発令する。
※2020年5月15日配信の「領事メール」より。
2020年5月19日(火)
州知事がプレスリリースを発出し、州の検査体制についてアップデートを行う。主な内容は以下の通り。
- プリンスジョージズ郡クリントン(Clinton)とハイアッツビル(Hyattsville)の車両排気ガス検査場(VEIP)に、新たな新型コロナウィルス用の検査場が開設される。
- 今後、新型コロナウイルスに暴露した可能性があるが、症状が出ておらず、医師からの検査指示書がない人でも、州内の4カ所の検査場で、予約無しのドライブスルー検査を受けることが可能になる。検査料は保険でカバーされる。
- 予約無しでの検査が実施される検査場(4カ所)
①ボルチモア郡のティモニウム・フェアグラウンド(21日から) Timonium Fairgrounds, 2200 York Rd., Timonium, MD 21093
②アナランデル郡グレン・バーニー車両排気ガス検査場(22日から) Glen Burnie VEIP (Anne Arundel County), 721 E. Ordnance Road, Curtis Bay, MD 21226
③プリンスジョージズ郡ハイアッツビル(Hyattsville)車両排気ガス検査場(22日から)
④プリンスジョージズ郡クリントン(Clinton)車両排気ガス検査場(来週以降) - メリーランド州内では、すでに208,658の検査が行われ、これにより州の人口の3.5%がカバーされたことになる。今までは第一線で働く方々や老人ホームを含むクラスターに集中してきたが、このような改善状況により検査の対象を拡大することができるようになった。
※2020年5月20日配信の「領事メール」より。
2020年5月21日(木)
メリーランド州の複数の検査場で、医師の検査指示書や予約なしでの検査が受けられるようになる。
※2020年5月20日配信の「領事メール」より。
2020年5月22日(金)
2020年5月22日より、州内のCVS17店舗(ドライブスルー窓口)で、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が定める要件及び年齢に関するガイドラインを満たす人を対象に、ドライブスルー検査の受付を開始する。
検査希望者は、事前にCVSのウェブサイトで予約が必要。医師からの検査指示書は不要。
検体の採取は、CVS職員の指示に従い、受検者自ら行う。店舗内では行なっておらず、徒歩での受検は不可。
検査結果は3日程度で判明する。
※2020年5月21日配信の「領事メール」より。
2020年5月27日(水)
州知事が記者会見を行う。主な内容は以下の通り。
- 2020年5月29日17時より、以下の活動が再開できる。
□屋外ダイニング:レストランや社交組織(American Legion/ VFW / Elks)は厳格なガイドラインのもと、屋外ダイニングを再開可。1つのテーブルに6人まで。使い捨てまたは消毒可能なメニューを使用。テーブル・椅子を消毒し、毎日スタッフの検温を含むスクリーニングを実施。接客時のマスク着用を義務化。
□ユーススポーツ活動:CDCガイドラインに従い接触が限定的な屋外活動に限る。
□ユースデイキャンプ:10人以下のグループ。キャンプスタッフやキャンパーは症状がでていないかチェックしなくてはならない。
□屋外プール:厳格なガイドラインのもと最大収容人数の25%まで。厳格なフィジカル・ディスタンシングをとり、消毒も徹底する。利用者はプールに入る前後にサインイン、サインアウト。調子が悪いものは入場できないとの注意書きを貼る。
□ドライブインシアター - 郡・独立市の首長は、今回の措置を含む再開のタイミングについて独自の判断を下すことができる。
- 鍵となる指標のトレンドが来週まで続けば、ステージ2に移行、基幹的でないビジネスの再開を行うことができる。
- 州民はCDCのガイドラインに従い、人混みを避け、テレワークが可能であるなら継続し、屋内の公共空間ではマスクをすること。
※2020年5月27日配信の「領事メール」より。
州知事が、プリンスジョージズ郡アッパー・マルボロ(Upper Malboro)にあるテーマパーク「シックス・フラッグス・アメリカ(Six Flags America)」に事前予約や医師の診断なしで受検できる新たなドライブスルー検査場を2020年5月29日に設置すると発表。
既に発表されているプリンスジョージズ郡クリントン車両排気ガス検査場のドライブスルー検査場も2020年5月28日から稼働予定であり、州内のドライブスルー検査場は、これで11カ所になる。
※2020年5月27日配信の「領事メール」より。
2020年5月28日(木)
モンゴメリー郡とプリンスジョージズ郡が2020年6月1日(月)に限定的にステージ1移行すること、ボルチモア市が5月29日(金)より小売店でのカーブサイド販売とレストランの屋外営業を認めることを発表。これにより州内すべての郡・独立市が再開に関しての発表を行ったことになる。
ステージ1において再開される活動等は、州政府が定める範囲において、地方政府にその内容を決める裁量が与えられており、実際に州のガイドラインよりも限定的な再開にとどまる地域もある。
※2020年5月28日配信の「領事メール」より。
ドライブスルー検査を行う州内のCVSが30店舗に拡大。
※2020年5月28日配信の「領事メール」より。
2020年5月29日(金)
州知事が以下を発表する。
- 公共サービス未払いによるサービス停止および遅延料の請求を禁止する州知事令の期限を2020年7月1日まで延長。
- 州のライセンスを取得済みのビール醸造所、ワイナリー、蒸留所が、レストランやバーと同様に屋外席でアルコール飲料を提供することを可能にした。
※2020年5月29日配信の「領事メール」より。
ボルチモア市などで、ミネアポリス市で2020年5月25日に発生した黒人男性死亡事件に対するデモが行われる。
※2020年5月31日配信の「領事メール」より。
2020年6月
2020年6月1日(月)
州知事が検査場の拡大について発表。
- プリンスジョージズ郡アッパー・マルボロ(Upper Malboro)にあるテーマパーク「シックス・フラッグス・アメリカ」(Six Flags America)に、無料かつ予約不要(医師の診断不要)のドライブスルー検査場を開設。毎週水曜・金曜10時から14時まで。
- その他、車両排気検査場(VEIP)などに州運営検査場(アポイントメント要)を拡大。
※2020年6月2日配信の「領事メール」より。
2020年6月3日(水)
州知事が、ステージ2への移行に関する発表を行なう。主な内容は以下の通り。
- 2020年6月5日(金)17時、メリーランド州は、基幹的でないビジネスの閉鎖命令を解除し、ステージ2へ移行する。
- ステージ1移行と同様に、ステージ2の実施は柔軟かつ地域の状況に基づくアプローチであり、移行のタイミングは地方政府の判断に委ねるものである。
- ステージ2で再開されるビジネス:製造、建設、大小の小売店、専門業者、卸売業者、倉庫、IT企業、法律事務所、経理、銀行、金融機関、保険代理店、デザインスタジオ、広告、建築会社、メディア制作会社、不動産、旅行代理店、自動車ディーラーのショールーム、銀行の支店等
- ステージ2は、公衆衛生と安全に関する次のガイダンス履行のもと実施される。また、可能な者は、テレワークを継続することが求められる。
□対面でやり取りする際のフェイスカバー着用
□労働者、その他の要員に対する検温の実施
□勤務時間調整による、従業員間の接近の抑制
□労働時間の分割、シフト制または短縮の実施
□時差出勤、時差休憩、時差勤務の導入 - 追加的に再開されるパーソナルサービス:ネイルサロン、日焼けサロン、マッサージ・タトゥーパーラーなどのパーソナルサービスは、ガイドライン履行のもと、予約のみ、最大収容人数の50%以下で営業が可能。
- 州政府等の再開
2020年6月8日(月)から州政府は徐々に通常の業務体制に戻る。車両管理局(MVA)など、訪問者と対面のやりとりがある部局は、予約制のみで対応するなど、慎重に再開を行う。公共交通機関も徐々に通常のスケジュールに戻す。より多くの州民が職場に戻るため、州の教育局は、チャイルドケア再開の計画を引き続き実行する。
※2020年6月3日配信の「領事メール」より。
2020年6月10日(水)
州知事長等が記者会見を行う。主な内容は以下の通り。
- ステージ2におけるビジネス・活動の追加的再開
□州内の主要な健康指標が継続して良好に推移していることを受け、安全で段階的な追加的再開を行う。
[2020年6月12日(金)17時から]
□レストランは、最大収容数の50%を上限として、屋内での飲食を再開可
□屋外アミューズメント(ミニチュアゴルフ、ゴーカートトラック、屋外プール等)は、最大収容数の50%を上限として再開可
[2020年6月19日(金)17時から]
□屋内フィットネス活動(ジム、武術、ダンス等)は、最大収容数の50%を上限として再開可
□カジノ、アーケード、モールは再開可
[学校、チャイルドケアについて]
□卒業セレモニーは、屋外で適切な人数・距離を保ち開催することを推奨。
□公立学校は、生徒および職員を少人数のグループに分けて校内で授業を行うことが可能。
□チャイルドケアは、全て再開可。1部屋あたりの上限は15名に緩和。
□ハイスクールの屋外活動は、若者のスポーツプログラムに関するガイドラインに従い屋外練習活動等を行うことが可能。 - ボルチモア市における検査拡大
□最近、抗議活動に参加した人は、検査を受けることを推奨。
□この一環として、来週以降、ボルチモアコンベンションセンターを含む市内数か所に大規模な検査場を設置予定。
※2020年6月10日配信の「領事メール」より。
2020年6月22日(月)
一部非移民ビザによる米国入国の停止・制限措置等に関する大統領布告(2019年新型コロナウイルス大流行後の経済回復期における米国労働市場へのリスクとなる移民及び非移民の入国の停止に関する布告)が発表。この布告は、6月24日(水)午前0時1分(米国東部夏時間)に発効。
※2020年6月22日配信の「領事メール」より。
2020年6月26日(金)
州知事が即日で検査結果を受け取ることができるボルチモア市内の検査場の開設を発表。ターゲット(Target)駐車場(2401 Liberty Heights Avenue)に設けられたテントにて無料で提供されるもので、検査には事前登録が必要。
※2020年6月30日配信の「領事メール」より。
州知事がアシステッド・リビング施設(Assisted Living Facilities)の運営及び訪問基準等について発表。新基準の主な内容は以下の通り。
- 施設は、訪問者に対して検温等のスクリーニングを実施
- 施設従事者及び訪問者は、施設内ではマスクを着用。居住者は自室外ではマスクを着用
- 病床50床以下の施設は、居住者及び従事者に陽性者が出た場合は地方保健局に報告し、新規感染者が14日以上出なくなるまで毎週検査を実施。病床50床以上の施設は、従事者・ボランティア・関連業者に対して毎週検査を実施。
- 居住者に対しては、検温、酸素飽和度検査などをはじめ、感染症症状の有無につき毎日スクリーニングを実施 など
※2020年6月30日配信の「領事メール」より。
2020年6月30日(火)
公共サービス料金未払いによるサービス停止および遅延料の賦課禁止の期限を2020年8月1日まで延長する州知事令が発令(以前の州知事令では2020年7月1日まで)。
※2020年6月30日配信の「領事メール」より。
2020年7月
2020年7月14日(火)
メリーランド州知事が、州内の35歳未満の若年層の感染率が35歳以上よりも84%高いこと、(州内多くのバーやレストランは公衆衛生上のガイドランを遵守しているものの)感染者数増加がマスク着用やソーシャル・ディスタンシング等の不履行に起因していることに鑑み、地方政府の首長に対し、以下の通り、バーやレストランにおけるガイドライン遵守の徹底を指示。
- バーやレストランはフィジカル・ディスタンシングおよび収容制限を遵守し、着席のサービスのみ提供。客は他の客から最低でも6フィート離れ着席。バーエリアにて立食することや集まることは禁止。
- 全ての従業員は、勤務中および接客中はマスクを着用。
- ブース席(仕切り席)がある場合は、一つおきに使用(間の仕切り席は閉鎖)。
- 一つのテーブルに着席できるのは6名まで。
※2020年7月14日配信の「領事メール」より。
2020年7月20日(月)
ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネティカット州の3州は、2020年6月25日以降、感染が拡大する特定の州(直近7日間の平均で、陽性者数が10万人当たり10人以上又は陽性率が10%以上の州)から同3州へ移動する者に対して、14日間の自己隔離を課す措置を実施している。2020年7月21日、措置の対象がメリーランド州を含む31州に拡大された。
※2020年7月21日配信の「領事メール」より。
2020年7月29日(水)
州知事の記者会見を行う。主な内容は以下の通り。
□再開見通し
- 昨日、連邦政府は感染の拡大が懸念される21の「レッドゾーン」州を特定したが、メリーランドはそのリストには入っていない。陽性率は多くの地域で低いレベルに保たれており、検査態勢も整いつつある。一方で最近、入院数において増加傾向がみられることから、現時点でステージ3に移行することは適当ではないと判断している。
□マスク着用義務の拡大
- 本日(2020年7月29日)、2020年4月18日から有効であるマスク(フェイスカバー)着用に関する州知事令を修正。2020年7月31日17時から、6歳以上の州民は、すべての公共スペースでマスクを着用することが求められる。また、屋外で適切な距離を保てない場合もマスク着用が義務となる。
□州外移動に関する勧告
- 本日、州保健局から、公衆衛生に関する勧告を発出。陽性率が10%を超える州へ移動することは厳に控えるように勧告する。陽性率が10%を超える州からメリーランド州に来訪する者は検査を受け、結果判明まで自己隔離すべきである。
- この勧告は即時発効し、いかなる個人旅行、家族旅行、ビジネス出張にも適用される。州民は、陽性率が低下するまで、これら州を訪問することは延期・中止するように。
- 本日現在、陽性率が10%以上である州は、フロリダ、テキサス、ジョージア、ルイジアナ、アリゾナ、アラバマ、サウスカロライナ、ネブラスカ、アイダホ州である。
□勧告の要旨
- 州外からメリーランド州に戻るメリーランド州民および州外からの訪問者は、メリーランド州到着後速やかに、または、メリーランド州への出発前72時間以内に、新型コロナウイルスの検査を受けるべきである。州外からの訪問者はメリーランド州への出発前72時間以内に検査を受け、陽性と判明した場合、旅行を中止することを勧める。訪問者は検査結果を待つ間、自宅で待機するか、ホテルで自己隔離(self-quarantine)すべきである。
- 陽性率が10%を超える州を訪問するメリーランド州民は、検査を受け結果が判明するまで自宅で自己隔離(self-quarantine)すべきである。DCとバージニア州はこの勧告の適用外である。
- 過去に解釈ガイダンスにおいて定義したエッセンシャルワーカーが不可欠な業務に従事するためにメリーランド州に戻る/到着する場合、また、日常的にメリーランド州を出る/メリーランド州に入る通勤者であって、職場において新型コロナウイルスのスクリーニング手続きが確保されている場合は、この自己隔離勧告の適用外である。
- この勧告は即時発効し、非常事態宣言が解除され、健康上の非常事態宣言が取り消されるまで有効である。
□接触追跡調査データ
- 接触追跡調査のデータによると、高い感染の危険性があった集まりは、家族の集い(44%)、ホームパーティー(23%)、アウトドアイベント(21%)である。家族と一緒にいるとついガードを緩めてしまうが、気を引き締めなくてはいけない。
- 高い感染の危険性があった場所は、自宅外の仕事場(54%)、小売店でのショッピング(39%)、屋外での外食(23%)、屋内での外食(23%)である。
- 同調査で明らかになった陽性ケースの職業別割合は、ヘルスケア(25%)、公衆との接触がないその他職業(23%)、公衆との接触があるその他職業(13%)、レストラン・食品サービス関係(12%)である。
- この接触調査の結果を踏まえ、テレワークができる場合はそうするべきであり、雇用者はテレワークの機会を被雇用者に与える努力をするべきである。
※2020年7月29日配信の「領事メール」より。
2020年9月
2020年9月1日(火)
州知事が再開ステージ3への移行に関する発表を行う。主な内容は以下の通り。
□新型コロナウイルス感染症の状況
- メリーランド州の陽性率は68日連続で5%以下、24日連続で4%以下であり、州内24郡のうち15郡では3.5%以下となっている。入院率はピーク時から77%減少し、ICU使用率は7月25日以降30%の減少がみられる。
□ステージ3への移行
- 2020年9月4日(金)17時からステージ3へ移行する。
- ステージ1、2と同様に、ステージ3の実施は柔軟かつ地域の状況に基づくアプローチであり、実際の移行のタイミングは地方政府の判断に委ねる。
- ステージ3移行により変更される点は以下の通り。
○劇場(ライブパフォーマンス、映画)
・屋内施設:最大収容人数の50%以下もしくは100人以下(いずれか少ない方)の定員で営業可。
・屋外会場:50%以下もしくは250人以下(いずれか少ない方)の定員で営業可。
○小売店、宗教施設
・定員を50%から75%へ増加。
□「Exposure Notification Express」の導入
メリーランド州政府は、Apple社・Google社と連携し、(両社が新たに発表した)「Exposure Notifications Express」(iOSとAndroid向けに提供される新型コロナウイルス感染症への接触を通知する機能)の導入を発表。これにより、州公衆衛生当局はより迅速かつ容易に感染リスクや推奨される行動を州民に対し通知することが可能となる。なお、この新たな機能の使用は任意である。
□学校
州教育委員会は、2021年までに対面授業を再開する計画を策定していない学校に対して、第一四半期(本年12月)までに再開計画を見直すよう要求。先週、全ての郡の学校組織に対し、安全対策のもと対面授業を再開することを認めたが、再開の最終決定は郡の教育委員会に委ねられている。
※2020年9月1日配信の「領事メール」より。
2020年11月
2020年11月10日(火)
2020年11月10日、州知事が、州内の陽性事例が7日間続けて1日1,000件以上を記録し、陽性率が本年6月以降はじめて5%を超えたことを受けて、新たな措置等を発表。主な内容は以下の通り。
□飲食店における屋内収容人数の縮小(11月11日17時発効)
バー、レストランにおける収容人数を75%から50%に縮小。バー、レストランはこの厳格な収容人数制限を遵守した上で、着席および距離を確保したサービスのみ提供できる。
□COVID-19勧告の発出(即時発効)
- (1)屋内集会の制限
全ての州民は、1か所に25人超が集まる公的・私的な集会への出席は控え、可能な限りフィジカル・ディスタンシング(physical distancing)を実践すべき。 - (2)州外移動の制限
全ての州民は、他州における最近の感染者増加を踏まえ、州外への不可欠でない移動は控えるべき。加えて、以下の措置を取るよう強く勧告(以下は7月29日付の州外移動に関する勧告を修正するもの)。
・州外からメリーランド州に戻るメリーランド州民および州外からの訪問者は、メリーランド州到着後速やかに、または、メリーランド州への出発前72時間以内に、新型コロナウイルスの検査を受けるべきである。
・州外からの訪問者はメリーランド州への出発前72時間以内に検査を受け、陽性と判明した場合、旅行を中止することを勧める。訪問者は検査結果を待つ間、自宅で待機するか、メリーランド到着後、直ちに自己隔離(self-quarantine)すべきである。
・陽性率が10%を超える州、または、過去7日間の新規感染者数が10万人当たり20人を超える州を訪問するメリーランド州民は、検査を受け結果が判明するまで自宅で自己隔離(self-quarantine)すべきである。DCとバージニア州、ペンシルベニア州およびデラウェア州はこの勧告の適用外である。
・日常的にメリーランド州を出る/メリーランド州に入る通勤者であって、職場において新型コロナウイルスのスクリーニング手続きが確保されている場合は、自己隔離する必要はない。仕事のために時折メリーランド州を行き来する者は、合理的に実行可能な範囲で上記の自己隔離および検査に関する勧告を遵守すべきである。 - (3)介護施設(Nursing home)における感染拡大防止策の徹底(10月27日付)
□州政府職員の義務的テレワークへの回帰
必要不可欠な一般向けサービスおよび基幹的な役割を担う職員を除き、全ての州政府機関にテレワークへの移行を指示。加えて、全てのビジネスに対し、テレワーク拡大の手続きを取るよう強く推奨。
※2020年11月10日配信の「領事メール」より。
2020年11月17日(火)
2020年11月17日、州知事が、州内の陽性症例が13日間続けて1日1,000件以上を記録し、陽性率が6.85%を超えたことを受けて、州全域に適用される新たな措置等を発表。主な内容は以下の通り。
□2020年11月20日17時に発効する措置
- (1)飲食店の営業時間短縮
バー、レストラン他、食事や酒類の提供を行う施設は、テイクアウト及びデリバリーを除き、22時から6時まで閉店。 - (2)小売店、宗教施設の収容人数縮小
小売店及び宗教施設は、屋内飲食やパーソナルサービス(美容室・ネイルサロン等)、屋内娯楽施設、フィットネスセンター等と同様に、収容人数を50%に縮小。 - (3)レーストラック、スタジアムへの観客の入場禁止
レーストラック(競馬など)及びスタジアム(プロ/大学)への観客の入場は禁止。
□医療機関における措置
- (1)行政命令(発効済)
ア 以下の場合を除き、病院訪問の全面禁止
・終末期ケア
・産科受診
・未成年者の保護者
・障がい者の補助
イ 入院患者が最大収容人数に達した、または達する見込みの病院に対し、必要なケアを提供できる他の病院への患者移送を許可 - (2)ガイダンス
緊急を要さない医療措置、特に、長期的な人工呼吸器の使用やICUでの処置等を要するものは可能な限り避け、収容能力の確保に努めるよう医療機関に対し注意喚起
□高齢者介護施設における措置(発効済)
- (1)高齢者介護施設内への訪問を制限。全ての施設訪問者に対し、訪問前72時間以内に受けた陰性証明の提示を義務化
- (2)高齢者介護施設従事者は週2回、施設居住者は週1回の検査を義務化
※2020年11月17日配信の「領事メール」より。
2020年12月
2020年12月2日(水)
2020年12月2日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者や旅行後の自己隔離(Quarantine)期間に関し、新たな指針を発表した。主な内容は以下の通り。
(1)CDCは、新型コロナウイルス感染症の流行当初から、新型コロナウイルスに曝露した者の自己隔離期間として「曝露後14日間」を推奨しており、感染拡大リスクを低減させる最善の方法として、引き続き14日間の自己隔離を推奨する。
(2)その一方で、新たな研究結果やモデルデータを評価・分析してきた結果、許容できる代替オプションとして、新たに二つの自己隔離期間を推奨することとした。
□代替オプション
・検査を受けず無症状である場合:10日間
・検査で陰性を確認し無症状である場合:7日間
自己隔離終了後も、曝露から14日間は新型コロナウイルス感染症の発症がないか、よく自己観察を行い、発症があれば、直ちに自己隔離し、地域の公衆衛生当局や医療機関に連絡すべきである。
(3)これら代替オプションは全米の公衆衛生当局に向けたものであり、(州・地方の)各当局は、地域の状況と必要性に応じ、管轄地域における自己隔離期間を決定すべきである。自己隔離を要する者は、居住地を管轄する公衆衛生当局(your local public health department)の指針に従うこと。
※2020年12月4日配信の「領事メール」より。
2020年12月17日(木)
2020年12月17日、メリーランド州保健局が、最近の新型コロナウイルス感染症の症例の急増を抑えるための対策をアドバイスとして公表。主な内容は以下の通り。
(1)大規模な屋内集会の制限
- 全てのメリーランド州住民は、一ヵ所で10人を超える公的または私的な屋内集会に出席することを控え、可能な限り物理的な距離を置くべきである。
- メリーランド州住民はまた、休日のお祝いや小規模な集まりに関するCDCの推奨事項を検討する必要がある。これは、世帯の近親者に限定した集まりも対象となる。
(2)旅行の制限及び旅行のための必須検査
- メリーランド州は、旅行は不可欠な目的のみに限定することを強く勧める。
- メリーランド州には、旅行に際しての必須の検査要件がある(新たな州知事令により、メリーランド州民は、旅行後に陰性の検査結果を取得するか、10日間の自己隔離が義務づけられている)。
※2020年12月19日配信の「領事メール」より。
2021年
2021年1月
2021年1月12日(火)
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、新型コロナウイルス感染症の変異種の拡大を防止するため、2021年1月26日以降に空路で米国に入国する全ての旅客に対し、米国への出発前3日以内にウイルス検査を受け、米国行きフライトに搭乗する前に航空会社に対して、①陰性の検査結果を提示すること、②誓約書(Attestation)を提出すること等を命じ、これを米国入国の要件とした。
この命令は、米国保健福祉省長官による「公衆衛生上の緊急事態宣言」の解除、CDC所長による本命令の取消また修正、2021年12月31日のいずれか早い日に執行する。
※2021年1月19日配信の「領事メール」より。
2021年1月29日(金)
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、公共交通機関(航空機、船、フェーリー、電車、地下鉄、バス、タクシー、ライドシェアなど)、及び、交通ハブ(空港、バス/フェリー・ターミナル、電車/地下鉄駅、海港、入国港など)を利用する全ての人(旅客、乗務員、運転手その他運行に携わる労働者)に対しマスク着用を義務づける措置を発表。
ただし、短時間の飲食・服薬、聴覚障がい者とのコミュニケーション中で、口の動きが見えることが不可欠な場合、本人確認のため一時的にマスクを外すことを求められた場合、2歳未満の子ども、障害により、安全にマスクを着用できない場合などはこの措置が適用されない。
また、個人所有の個人使用(非商業)のための乗り物、運転手のみ乗車している商用車・トラックなどは適用が免除される。
この措置は2021年2月1日23時59分から発効する。
※2021年2月1日配信の「領事メール」より。
2021年3月
2021年3月8日(月)
2021年3月8日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)がワクチン接種完了者に関する新たな推奨事項(Recommendations)を発表。ワクチン接種完了者同士はマスクを着用せずに、室内で会うことができるとした。
※アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の「ワクチン接種完了者に対する公衆衛生上の暫定的な推奨事項」(Interim Public Health Recommendations for Fully Vaccinated People)March 8, 2021のページより。
2021年3月9日(火)
2021年3月9日、メリーランド州知事が、ワクチン接種が加速し、新型コロナウイルス感染症に関する健康指標が安定して改善している状況を受け、小売店等での収容人数制限の撤廃を含む一部規制の緩和を発表。主な内容は以下の通り。
□小売店等の収容人数制限撤廃
2021年3月12日17時から、以下の施設における収容人数制限(上限50%)を撤廃。
- 宗教施設
- 小売店
- パーソナルケア
- 屋内レクリエーション施設
- バー、レストラン ※従来どおり、着席かつ距離を確保した上でのサービス
- フィットネスセンター など
□大規模施設の収容人数制限緩和
-
2021年3月12日17時から、屋内・屋外の大規模施設(映画館、コンサート会場、コンベンションセンター、ウェディング会場、屋外エンターテイメント施設、スポーツ観戦施設など)は、上限50%の収容人数制限にて営業可。
□成人向けデイケアセンターの再開
- 2021年3月12日17時から、これまで閉鎖されていた全ての成人向けデイケアセンターを再開可。
□州外旅行に際する自己隔離要件の撤廃
- 州外からメリーランド州に戻る州民や州外からの旅行者を対象とした自己隔離要件は撤廃。不要不急の州外旅行は控えるべきという勧告は引き続き有効。州外旅行からメリーランド州に戻った際の検査も引き続き推奨される。
※2021年3月10日配信の「領事メール」より。
2021年4月
2021年4月1日(木)
2021年4月1日、メリーランド州知事がワクチン接種に関して以下を発表。
- 16歳以上の全ての居住者(=フェーズ3)について、大規模ワクチン会場(Mass Vaccination Sites)で接種を受けるための「事前登録」が可能となった。接種希望会場は2つまで選択できる。ただし、フェーズ1、2に該当する未接種者が引き続き優先される。
- Salisburyの大規模ワクチン会場では、接種対象者に対し、「予約不要」のワクチン接種を提供する。今後、「予約不要」の会場を拡大する。
- 4月中に7か所の大規模ワクチン会場を新たに設置する(Baltimore郡、PrinceGeorge’s郡、Montgomery郡、Frederick郡、AnneArundel郡、Harford郡、Howard郡)。
※2021年4月5日配信の「領事メール」より。
2021年4月2日(金)
2021年4月2日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)がワクチン接種完了者に関する推奨事項(recommendations)を改訂し、ワクチン接種完了者の移動(旅行)について以下を示す。
□国内移動(旅行)
- ワクチン接種完了者は、移動前後の検査及び旅行後の自己隔離は不要。
□国外移動(旅行)
ワクチン接種完了者は(接種完了者であっても)、
- 米国外に旅行する前には目的地の状況をよく確認する。
- 米国出発前の検査は、目的地で求められる場合を除き、不要。
- 米国行き便に搭乗する前の陰性結果または治癒を証明する書類の提示は引き続き必要。
- 国外旅行後(米国入国時)は、引き続き、入国後3~5日後に検査を受けるべき。
- 米国入国後の自己隔離は不要。
□国内/国外移動(旅行)共通
- ワクチン接種完了者であっても、自分と他者を守るため、航空機、バス、電車その他の公共交通機関利用時および空港や駅などの交通ハブ滞在時にはマスクを着用することが求められる。
※2021年4月5日配信の「領事メール」より。
2021年4月6日(月)
2021年4月6日、メリーランド州知事がワクチン接種のスケジュールの前倒しなどを発表する。
- 2021年4月6日から、16歳以上の全てのメリーランド州居住者が大規模ワクチン会場におけるワクチン接種の対象となる。
- 2021年4月12日から、16歳以上の全てのメリーランド州居住者は全てのワクチン提供機関においてワクチン接種の予約ができるようになる。
- 設置済みのSalisbury(Wicomico Youth and Civic Center)に加え、2021年4月6日からHagerstown(Premium Outlets)の大規模ワクチン会場にも予約不要の列(no-appointment walk-up line)を設置する。今後も設置するごとに発表する。予約不要の列は、より長い手続き時間を要し、また当日にワクチン接種が受けられる保証はない。
- 州内にはワクチン接種が受けられる薬局が481か所ある。
- ワクチン接種の対象となっても直ちに予約ができるわけではない。
- 16歳・17歳の者は、Pfizer-BioNTechワクチンを提供するクリニックへ予約すること。
※2021年4月6日配信の「領事メール」より。
2021年4月27日(木)
2021年4月27日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)がワクチン接種完了者に関する推奨事項(Recommendations)を改訂し、特定の混雑環境や会場を除く屋外での集いや活動に際し、接種完了者のマスク着用は不要であるとした。
※2021年4月30日配信の「領事メール」より。
2021年4月28日(金)
2021年4月28日、メリーランド州知事が、マスク着用義務の緩和、屋外飲食に関する規制緩和及びワクチン接種の今後の運用について発表。主な内容は以下の通り。
(1)マスク着用義務の緩和
- アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の新たなガイダンスを受け、屋外におけるマスク着用義務を解除する(2021年4月28日付け解除済み)。
- ただし、屋外であっても大規模な会場(Large ticketed venues)ではマスク着用が必要。
- ワクチン接種完了者以外の住民は、屋外で、特に他者との距離確保が困難な時は、引き続きマスクを着用することを強く推奨。
(注)4歳以下を除き、屋内(宗教施設、小売店、飲食店、フィットネスセンター、娯楽施設、パーソナルサービス、医療機関等の一般向け施設)や公共交通機関では、マスク着用義務が引き続き有効である。
(2)屋外飲食の規制解除(2021年5月1日発効)
- バーやレストランでは、屋外での立食サービスを再開可。
- 屋外飲食について、収容人数と距離確保に関する規制を全て解除。屋内飲食の規制(注:グループ毎に6フィート以上の間隔、1テーブル10人まで、着席サービスのみ等)は継続。
(3)ワクチン接種
- 2021年5月1日から、接種対象の州民は、covidvax.maryland.govまたは新型コロナウイルス感染症ワクチン接種サポートセンターから、大規模ワクチン接種会場(州内13か所)の接種予約をすぐに行うことができる(事前登録は2021年4月29日に終了)。
※2021年4月30日配信の「領事メール」より。
2021年5月
2021年5月10日(月)
2021年5月10日、アメリカ食品医薬品局(FDA)が、ファイザー製ワクチンの緊急使用対象に12~15歳を含めることを承認。この承認を受け開催されたアメリカ疾病予防管理センター(CDC)諮問委員会の緊急会合では、ファイザー製ワクチンの12~15歳への接種推奨が勧告され、2021年5月12日、CDC所長がこの勧告を正式に受け入れる。
※2021年5月14日配信の「領事メール」より。
2021年5月12日(水)
2021年5月12日付けのMD保健局の発表で、12~15歳がワクチン接種できる大規模接種会場が案内。また、ファイザー製ワクチンを扱う薬局での接種も可能とされた。
※2021年5月14日配信の「領事メール」より。
2021年5月12日、メリーランド州知事が、収容人数等の規制の全面解除について発表。主な内容は以下の通り。
以下は全て2021年5月15日に発効。
- 屋内・屋外の大規模施設は通常の営業を再開可。屋内エンターテイメント施設、コンベンションセンター、屋外エンターテイメント・スポーツ・芸術施設等における現行の収容人数規制は全て解除される。
- レストランやバーは通常の営業を再開可。屋内・屋外での飲食に関する現行の収容人数及び距離確保その他制限は全て解除される。
- ボルチモア市のクルーズ船ターミナルを再開(CDCとターミナル及びクルーズ船事業者の間で、営業再開に向け準備中)。
※2021年5月14日配信の「領事メール」より。
2021年5月13日(木)
2021年5月13日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)がワクチン接種完了者に関する推奨事項(Recommendations)を改訂し、規則やガイダンス等により求められる場合を除き、屋内外でのマスク着用、及び、6フィートの距離確保は不要であるとした。
※2021年5月13日配信の「領事メール」より。
2021年5月14日(金)
2021年5月14日、メリーランド州知事が、マスク着用義務の緩和について発表しました。主な内容は以下の通り。
2021年5月15日から、以下の場合を除き、屋内でのマスク着用義務を解除する。
- 5歳以上で、公共交通機関およびスクールバスを利用しているとき
- 5歳以上で、医療サービスを受けているとき
- 5歳以上で、学校にいて他者と接触する可能性がある場合(教室,廊下,カフェテリア,講堂,体育館など)
(注)メリーランド州ではワクチンの接種状況とマスク着用義務の有無は関連づけられておらず、今回のマスク着用義務の解除は、接種未完了者を含む。一方、メリーランド州保健局は、2歳以上の接種未完了者に対し、自宅以外の屋内に滞在中や屋外で他者との距離確保ができない場合のマスク着用を強く推奨している。
※2021年5月14日配信の「領事メール」より。
2021年7月
2021年7月27日(火)
2021年7月27日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、アメリカにおけるデルタ株感染拡大をふまえて、ワクチン接種完了者に関する推奨事項(Recommendations)を改訂した。主な改訂内容は以下の通り。
(1)ワクチン接種完了者であっても感染のレベルが高い地域(4段階のうち相当の(Substantial)、高い(Hight))においては、公共の屋内環境でのマスク着用を推奨。
(2)ワクチン接種完了者であっても、地域における感染状況にかかわらず、以下に該当する場合は、マスク着用を考慮(might choose to wear a mask)。
- 免疫不全である人
- 感染による重症化リスクが高い人
- 疫不全や重症化リスクが高い人、またはワクチン接種未完了の人と同居している人
(3)ワクチン接種完了者であっても、濃厚接触者は接触後3~5日以内に検査を行い、14日間または陰性結果が出るまでは、公共の屋内環境ではマスク着用を推奨。
(4)ワクチン接種状況にかかわらず、全ての教師、学校関係者、生徒、学校訪問者のマスク着用を推奨。
※2021年7月27日配信の「領事メール」より。
2021年9月
2021年9月22日(水)
2021年9月22日、アメリカ食品医薬品局(FDA)がファイザー製ワクチンの3回目の接種(ブースター接種)を承認。これを受けて、2021年9月24日、CDCが推奨方針を発表した。対象者は、2回目の接種から6ヶ月が経過した以下に該当する人。
- 65歳以上の層および長期の介護施設の居住者は接種を受けるべき
- 50~64歳で、特定の基礎疾患(注1)がある層は接種を受けるべき
- 18~49歳で、特定の基礎疾患がある層は、個人の利益・リスクに基づき接種を受けられる
- 18~64歳で、職業的な理由から新型コロナウイルスへの露出リスクが高い層は、個人の利益・リスクに基づき接種を受けられる
※2021年09月27日のJETROビジネス短信「米FDA、65歳以上と高リスク層への3回目のファイザー製ワクチン接種を承認、CDCも推奨」より。
2021年10月
2021年10月25日(月)
2021年10月25日、バイデン米大統領が、米国に空路で入国する渡航者に対する新たな水際措置を布告しました(2021年11月8日施行)。主な内容は以下の通り。
(1)2021年10月25日、新バイデン米大統領は型コロナウイルスが米国内に流入・拡散・蔓延し、米国内の医療や公衆衛生が圧迫され危機に陥るリスクを抑制するため、[1]中国、イラン、シェンゲン領域国、英国、アイルランド、ブラジル、南アフリカ共和国、インドからの渡航者に対する入国停止・制限措置を解除する一方、[2]非移民に対し、出発国・地域を問わず、空路による米国入国の要件としてワクチン接種証明の提示を義務づける大統領布告を発出。
(2)2021年10月25日、米疾病予防管理センター(CDC)は、上記大統領布告を受け、[1]ワクチン接種証明提示義務づけ(除:米国市民、米国国民、永住者、移民ビザ所持者、航空機乗務員)を実施するための施行令を発令するとともに、[2]2021年1月26日以降全ての空路旅客(含:米国市民)に対し義務づけていた米国行きフライト出発前3日以内に検体採取した新型コロナウイルス感染症ウイルス検査の陰性結果の提示要件について、ワクチン接種未完了者に対しては「出発前1日以内」を要件とすることに改め、また新たに[3]米国行きフライトに搭乗する全ての旅客に対し米国滞在中の連絡先情報の提供を求める措置を発表。
(3)指定国からの入国停止・制限措置の解除を含め、これら措置はいずれも、2021年11月8日午前0時1分(米東部標準時)から適用され、米国への渡航者に求められる新たな要件(ワクチン接種証明提示、出発前検査結果提示、連絡先提供)は、同時刻以降に米国へ向け出発するフライトに搭乗する渡航者に適用される。
※2021年11月2日配信の「領事メール」より。
2021年10月29日(金)
2021年10月29日、アメリカ食品医薬品局(FDA)がファイザー製ワクチンの緊急使用対象を5〜11歳に拡大することを承認。CDCは11月2日に接種を推奨するかどうか判断する委員会を開催する計画である。
※NHK「米FDA ファイザーのワクチン 接種可能年齢を5~11歳に拡大」2021年10月30日より。
2021年11月
2021年11月2日(火)
2021年11月2日、CDCがファイザー製ワクチンの5~11歳への接種を推奨すると発表。
※NHK「ファイザーのワクチン “5~11歳の子ども 接種を推奨” 米CDC」2021年11月3日より。
2021年11月19日(金)
2021年11月19日、米疾病予防管理センター(CDC)が、ファイザー(Pfizer-BioNTech)またはモデルナ(Moderna)の2回目接種から少なくとも6か月が経過した18歳以上の全ての人を、推奨するブースター接種の対象に加えると発表。この発表に伴い、CDCはブースター接種に関する案内を更新しました。接種対象について、主な内容は以下の通り。
■最初にファイザー/モデルナを接種した人
□ブースター接種すべき人
・50歳以上
・18歳以上の長期ケア施設入居者
□ブースター接種できる人
・18歳以上の全ての人
□接種のタイミング
・2回目接種から少なくとも6か月経過後
□ブースター接種すべきワクチン
・米国で承認されたワクチンのいずれも可(交差接種が可)
■最初にヤンセンを接種した人
□ブースター接種すべき人
・18歳以上の全ての人
□接種のタイミング
・1回目接種から少なくとも2か月経過後
□ブースター接種すべきワクチン
・米国で承認されたワクチンのいずれも可(交差接種が可)
(注)2回接種型ワクチン(ファイザー、モデルナ)の2回目接種、または、1回接種型ワクチン(ヤンセン)の接種からそれぞれ2週間が経過している人は、米国において引き続きワクチン接種完了者(fully vaccinated)と見なされる。
(注)ヤンセン(Johnson & Johnson’s Janssen)の接種者については、今年10月から18歳以上の全ての人が、CDCが推奨するブースター接種の対象となっている。
CDCによる受け、メリーランド州では、18歳以上の全ての人に対するファイザー及びモデルナのブースター接種が開始された。
※2021年11月22日配信の「領事メール」より。
2022年
2022年1月
2022年2月25日(金)
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)がマスク着用のガイダンスを更新し、郡(County)単位での新型コロナウイルスの感染レベル(COVID-19 Community Level)の3段階のうち、感染レベルが「低」「中」の郡では原則として屋内でのマスク着用を求めないこととした。
※アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の「Use and Care of Masks」February 25, 2022更新のページより。
2022年3月
2022年3月29日(火)
2022年3月29日、アメリカ食品医薬品局(FDA)がファイザー製とモデルナ製品ワクチンについて、2回目の追加接種(ブースター接種)を許可すると発表。最初の追加接種(ブースター接種)から4か月以上が経過した50歳以上の人が対象になる。
※NHK「アメリカ ファイザーとモデルナのワクチン 4回目接種許可発表」2022年3月30日より。
(更新:2022年4月12日)