『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

末崎中学校・小学校校庭で震災後発の運動会が開催

今週、大船渡市末崎町の末崎中学校・小学校の校庭で運動会が開催されました。

いずれの学校の校庭も、東日本大震災後に仮設住宅が建設され、被災された方々の住まいとなってきました。中学校校庭の平林仮設(70戸)、小学校校庭の山岸仮設(58戸)はいずれも2016年6月末で閉鎖。昨年、12月15日(木)には中学校校庭にて「校庭利用再開式」が、12月6日(火)には小学校校庭にて「おかえりなさい校庭の会」が開催。そして今週、2010年から7年ぶりに校庭で運動会が開催されました。

5月17日(水)、末崎中学校の運動会が開催。元々、5月13日(土)に開催が予定されていましたが雨天のため平日に順延しての開催となりました。
子どもが孫が中学生でなくても、見に行っていた方もいました。ある方は、「あと何年かしたら〔中学校の統合により〕運動会の風景が見られなくなるから。この風景を見るのも、見納めかなという気持ちで見てきた」と話されていました。

中学校の校庭に隣接する市営球場に建設された大田仮設(134戸)も2017年3月末で閉鎖。運動会の隣では仮設住宅の解体工事が進められていました。

5月20日(土)は末崎小学校の運動会「こいのぼり大運動会」が開催。大船渡市内でも27℃と夏がきたような暑さでしたが、晴天のもとの運動会となりました。
上に書いた通り、「こいのぼり大運動会」は7年ぶりの開催になるため、現在の中学1年生は小学校校庭での運動会を経験したことがありません。そこで、今日の運動会では特別プログラムとして、中学校1年生を招待しての「中1レース」が行われました。
来年小学校に入学する保育園児を招待しての「年長児招待レース」も開催。小学校、中学校、保育園、父母、祖父母、そして、地域の方々と小学校校庭には多くの人々が集っていました。