『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

千里ニュータウン再開発の光景@UR新千里東町団地(2020年9月)

現在、新千里東町のUR新千里東町団地は、高層棟の建て替えが進められています。建て替え後の団地は、「千里グリーンヒルズ東町」と改称されることになります。

建設が進められているUR千里グリーンヒルズ東町の101〜103号棟は竣工間近で、先日近くを通りかかったところ、外構の工事が進められていました。

再開発前の千里ニュータウンの集合住宅では、A・B・C・Dの住棟標示が掲示されていました。これは、次のように集合住宅の供給主体を表しています。

  • A:大阪府住宅供給公社
  • B:大阪府
  • C:日本住宅公団(UR都市機構)
  • D:社宅

しかし、再開発後の集合住宅には、A・B・C・Dの住棟標示は掲示されなくなっています*2)。

写真の左側がUR新千里東町団地の高層住棟で「C28」の住棟標示が見られます。一方、右側がUR千里グリーンヒルズ東町の住棟で「103」というように住棟番号のみの標示になっています。
再開発により、集合住宅の住棟標示もまた歴史的なものとなっていきます。


  • 1)千里ニュータウンのURの集合住宅は、現在、新千里東町に加えて、竹見台、高野台で再開発が進められている。再開発後の名称は「千里グリーンヒルズ○○」に統一され、それぞれ、「千里グリーンヒルズ東町」、「千里グリーンヒルズ竹見台」、「千里グリーンヒルズ高野台」とされる。
  • 2)住棟標示がされなくなったのは、A・B・C・Dでは序列ができるからという話を聞いたことがある。