人間の行動を観察し記述する:日本語文法論と居方からの考察(アフターコロナにおいて場所を考える-35)
建築計画学の研究で用いられる調査方法として、行動観察調査(行動調査、マッピング調査などと呼ばれることもある)があります。ある場所で、どのような人々が何をしているのかを記録していく調査方法です。調査者が実際に現地を訪れて逐...
建築計画学の研究で用いられる調査方法として、行動観察調査(行動調査、マッピング調査などと呼ばれることもある)があります。ある場所で、どのような人々が何をしているのかを記録していく調査方法です。調査者が実際に現地を訪れて逐...
少し前のことになりますが(2022年4月8日)、千里ニュータウン新千里東町の「ひがしまち街角広場」を訪問しました。 「ひがしまち街角広場」は新千里東町の近隣センターの空き店舗を利用して、2001年9月30日にオープンした...
2022年4月9日から5月8日まで、京都市でKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭(以下、KYOTOGRAPHIE)*1)が開かれています。KYOTOGRAPHIEはフランス出身の写真家のルシール・レイボーズさんと、照明...
先月末(2022年3月末)、東京都江戸川区の「親と子の談話室・とぽす」を訪れました。2020年に新型コロナウイルス感染症が発生してから訪れる機会がなかったため、約3年ぶりの訪問です。 「親と子の談話室・とぽす」1987年...
居場所における正統的周辺参加 新潟市東区に、新潟市の最初の「地域包括ケア推進モデルハウス」(基幹型地域包括ケア推進モデルハウス)として開かれた「実家の茶の間・紫竹」という場所があります*1)。「地域包括ケア推進モデルハウ...
2021年12月12日(日)、府中市市民活動センター・プラッツ主催の「第三の居場所:地域のたまり場・コミュニティカフェを知ろう」という講座で、「まちの居場所の紡ぎ方」と題して、大阪府千里ニュータウンの「ひがしまち街角広場...
『ゲンロン12』所収の論文、東浩紀(2021)「訂正可能性の哲学、あるいは新しい公共性について」を読みました。この論文で東浩紀は、私たちは家族を閉じられたもののと捉え、それゆえ、家族を越えた開かれた市民社会を作ろうとして...
日本建築学会の論文集(日本建築学会計画系論文集)に「居場所の制度化と建築計画学における事例研究」という論文を投稿しました(こちらのページから論文のPDFファイルをダウンロード可能)*1)。 近年、フリースクール、コミュニ...
2000年頃からコミュニティカフェ、地域の茶の間、サロン、宅老所などが従来の施設ではない場所が同時多発的に開かれてきました。筆者らは、このような場所を居場所(まちの居場所)と呼んで注目してきました(日本建築学会, 201...
京阪電車の橋本駅(京都府八幡市橋本中ノ町)の西側は、かつて遊廓であり、現在でも遊廓だった建物が残されています。 線路の向こう側が遊廓のあったエリア。写真の左に少し見えているのが、淀川の対岸にある天王山。 橋本に遊廓が設置...