居合わせることの難しさと要求をずらすこと(アフターコロナにおいて場所を考える-16)
臨床心理学者・東畑開人氏による『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』(以下、東畑開人(2019)と表記)を読みました。精神科デイケア、その中でも「居場所型デイケア」における「居場所型デイケア」における「いる」...
臨床心理学者・東畑開人氏による『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』(以下、東畑開人(2019)と表記)を読みました。精神科デイケア、その中でも「居場所型デイケア」における「居場所型デイケア」における「いる」...
トランザクショナリズム 建築計画学、環境行動論、環境心理学などの分野では、人間と環境の関係をどう捉えるかが重要なテーマとされてきました。 なぜこれが重要なテーマになるかと言えば、人間と環境の関係をどう捉えるかによって、生...
文には主語と述語があり、「~は」と「~が」が主語を表す。昔、国語の授業でこのように習いました。けれども、「~は」と「~が」はどう違うかについて納得できる説明を聞いたことがなく(覚えていないだけかもしれませんが)、例えば、...
各地に開かれている居場所(コミュニティ・カフェ、地域の茶の間、宅老所などと呼ばれることもある)に人々が居る様子を「参加ではなく居合わせる」と表現してきました。 居場所においては、教室や体操、会議など特定の目的をもったプロ...
居場所と施設 フリースクール、フリースペース、コミュニティ・カフェ、地域の茶の間、宅老所、子ども食堂など、各地に様々な居場所が開かれてきました。目的も、運営のあり方も様々ですが、これらの居場所に共通するのは従来の施設では...
ワシントンDCの非営利法人・Ibashoは、高齢者がお世話をされる側の弱者ではなく、何歳になっても自分にできる役割を担うことで地域と関わっていく存在になれることを目的として活動しており、日本の岩手県大船渡市末崎町で居場所...
社会学者の南後由和氏による『ひとり空間の都市論』(ちくま新書, 2018年)を読み、居場所(まちの居場所)について改めて考え直していました。 居場所は、人々が関係を築いていくことを目的とする場所です。それゆえ、居場所を訪...
2020年9月21日(月)の敬老の日、「居場所ハウス」では長寿を祝う会が開催され、約20人の高齢者が参加。食事や地域に伝わる踊り「アイヤ」などを楽しまれました。 例年、岩手県大船渡市末崎町では、末崎地区公民館の主催により...
少し前になりますが、大阪市東淀川区の市営下新庄4丁目住宅(以前は府営下新庄鉄筋住宅)にある「下新庄さくら園」という居場所(コミュニティ・カフェ)を訪問しました。大学院の頃から調査などでお世話になってきた場所です。 「下新...
各地に開かれている居場所は、多様な人々の関わりの場所であることが魅力でした。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、この魅力が感染のリスクと見なされるようになりました。実際、各地の居場所の中...