地域で研究者が担える役割
研究者というと、一般の人には理解できないような難しいことを考えている人、あるいは、日々の暮らしには役に立たないことを考えている人というイメージがあるかもしれません。もちろん、みなに容易に理解できない専門的な知識をもってい...
研究者というと、一般の人には理解できないような難しいことを考えている人、あるいは、日々の暮らしには役に立たないことを考えている人というイメージがあるかもしれません。もちろん、みなに容易に理解できない専門的な知識をもってい...
子どもの学び、高齢者のケアの文脈においては、施設から地域へということばしばしば指摘されてきました。子どもや高齢者を地域から隔絶した施設に収容するのではなく、地域との関わりをもちながら学びやケアが行われる必要があるのだと。...
先日、地域開発に関する研究会が行われ、大船渡の「居場所ハウス」についても議題に取り上げられました。研究会での議論を聞いていて、次のようなことを感じました。 ○「居場所ハウス」は空間的な近接性が意味を持っている 「居場所ハ...
フィンランド・ヘルシンキの様子 2015年12月12日(土)、日本建築学会の環境行動研究小委員会主催で、シンポジウム「変わりゆく北欧社会において継承されているもの〜社会システムと場所の質からよみとく北欧の「ふつう」の生活...
「居場所ハウス」には様々な人々の出入りがあり、人々は様々なことをして過ごしています。 昨日(11月22日)は朝からボランティアの「おたすけ隊」のメンバーが、花壇にナデシコの花を植えてくださいました。午後からは震災後ずっと...
少し前、千里ニュータウンの「ひがしまち街角広場」では来訪者が、他の来訪者やスタッフとテーブル越しの会話が見られるということをご紹介しました。 このような目で大船渡の「居場所ハウス」を見ると、「居場所ハウス」でもテーブル越...
千里ニュータウンの「ひがしまち街角広場」を訪問しました。新千里東町の近隣センターの空き店舗を活用して運営されている場所です。 一緒に訪問していた方と話していたのですが、来訪者が、他の来訪者やスタッフとテーブルを越えて話を...
写真はフィリピン・オルモック市のバゴング・ブハイで活動するIbashoフィリピン(Ibasho Philippines)の農園で、2015年10月に訪問した際に撮影したものです。 バゴング・ブハイは2013年台風30号(...
「まちの居場所」の最大の価値は、毎日開いていて、行けばいつでも誰かがいてくれるという日常の場所であることです。毎日開いているから、(イベントの時だけでなく)気が向いた時に立ち寄ることができる。また、居合わせた人同士の会話...
『近代建築』2015年10月号に寄稿した文章です。PDFはこちらをご覧ください。 試行錯誤により再構築されていく地域:岩手県大船渡市「居場所ハウス」が目指すもの 1.暮らしの再構築 復旧と復興の違いについて、復旧は被災前...