『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

新千里東町「ひがしまち街角広場」の運営再開

新千里東町近隣センターの「ひがしまち街角広場」は、2021年10月1日から運営を再開しています。新型コロナウイルスの感染防止のため大阪府に緊急事態宣言が発令されていたため、2021年8月中旬から臨時休業となっていたため、およそ1ヶ月半ぶりの運営となります。

現在、新千里東町の近隣センターは再開発が行われており、「ひがしまち街角広場」を除く店舗は既に新しい近隣センターに移転しています。空き店舗を活用して運営している「ひがしまち街角広場」が例外的に運営の継続が認められているのは、当初、新しい近隣センターの公益施設に「ひがしまち街角広場」を継承するカフェが開かれる予定で、地域の人々が日常的に訪れる場所が再開発によって途切れないよう、公益施設が完成するまで運営の継続が認められたという経緯があります(詳細はこちらを参照)*1)。

先日(2021年10月28日)の近隣センターの北側様子。近隣センターの北側の店舗は全て閉鎖されており、立入禁止となっていました。


近隣センターの再開発に伴い、2021年6月から「ひがしまち街角広場」は次のように運営時間を縮小しています。

  • 水曜・木曜:11時〜16時
  • 金曜:11時〜13時

先日(2021年10月28日)、「ひがしまち街角広場」を訪れた時には、前にテーブルが置かれ、鞄、食器などが並べられていました。希望者が持って帰れるようにしているとのこと。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、以前にくらべて来訪者は減少したということですが、この日も、スタッフと来訪者が話をしたり、1人で訪れた人が他のテーブルに座っているスタッフや来訪者と話をしたり(テーブル越しの会話)する「ひがしまち街角広場」らしい光景が見られました。「連れて来たで」と言って、3人で連れ立ってやってくる女性も。

「来年になったらここがなくなるから、今のうちに喋っておきや」とスタッフが、1人でやって来ていた高齢の男性に声をかける場面も。
この会話の通り、「ひがしまち街角広場」は近隣センターの再開発により、2022年5月末に完全に運営を終了することが決まっています。


■注

  • 1)新千里東町の近隣センターの店舗は既に新しい近隣センターに移転しているが、新しい近隣センターの公益施設に入居予定の東町会館、東町交流室、郵便局も、現在の近隣センターでの運営・営業が継続されている。