継承される地域の暮らしの記憶
先日、新聞で次のような記事を見つけました。 地震や津波で大きな被害を受けながらも、住民が力をあわせて一歩を踏み出そうとしている集落がある。地域コミュニティーを大切にしたいという思いから、以前の住所に従って体育館内で「引っ...
先日、新聞で次のような記事を見つけました。 地震や津波で大きな被害を受けながらも、住民が力をあわせて一歩を踏み出そうとしている集落がある。地域コミュニティーを大切にしたいという思いから、以前の住所に従って体育館内で「引っ...
Google Art Projectというプロジェクトが行われているようです。現時点では英語のページしかないようですが、Google Street Viewを使って、世界の有名な美術館(アメリカのメトロポリタン美術館、M...
少し前、六本木で開催されていた文化庁メディア芸術祭に行きました。会場では興味深い展示を多数見かけましたが、アーカイブという点で興味深かったのは「Nagasaki Archive」(ナガサキ・アーカイブ)です。 被爆直後か...
夏目漱石の小説『三四郎』は、東京へ向かう汽車のシーンから始まります。汽車の中で、たまたま隣り合わせた初対面の人との会話。そんな会話は素敵だと思うのですが、地域でも、乗り物の中でも、なかなかそういう経験をすることはありませ...
年末年始は京都府八幡市の実家に帰省していました。 居間の神棚。子どもの頃からずっと見続けてきた新年の光景です。 実家の周りの風景も、田んぼが一部駐車場になったり、数軒の家が空き地になったりと、細かい部分に注目すると少しず...
日本建築学会の環境行動研究小委員会のメンバーと一緒に執筆した『まちの居場所:まちの居場所をみつける/つくる』(東洋書店, 2010年)が刊行されました。 「私的な場所でもなく、形式ばった場所でもなく、人が思い思いに居合わ...
最近読んだ本の話を。 詩人の長田弘氏の『アウシュヴィッツへの旅』です。このような文章が書かれています。 目のまえのなんでもないアンダルシアのごくありふれた村が、目のなかで、瞬くまに「嘆きのアンダルシア」の「ほろびかけた村...
少し前の新聞に、東京の台東区・文京区を舞台とする地域雑誌『谷中・根津・千駄木』(谷根千)の編集に携わってこられた森まゆみ氏へのインタビューが掲載されていました。 地域雑誌『谷中・根津・千駄木』(谷根千)は昨年8月に終刊し...
情報技術がますます進展する現代において、情報技術とリアルな空間がどのようにつながっていくかに興味を持っています。 最近見かけたのは、携帯型ゲーム機のニンテンドーDSによる「すれちがい通信」。 これは、ニンテンドーDSをも...
つぶやき、というと最近では「Twitter(ツイッター)」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、つぶやきを表わす「murmur」という英単語もあります。 この春、イギリスを訪れた時に、地域の歴史に関わる活動をされている...